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勤務時間外の仕事メールは、なぜやめるべきなのか

ハーパーズ バザー・オンライン 8/12(金) 11:10配信

仕事とプライベートの切り替えは、口で言うのは簡単だけれど、実際に行うのは難しい。特に勤務時間外にメールをチェックしたいという誘惑に駆られたときは、オンとオフの切り替えは完全に無理だ。

もしあなたが、帰宅してからメールの受信ボックスをチェックする傾向があるなら、その癖をやめるべき理由が見つかった。この研究によると、勤務時間外の仕事メールは精神的安定にダメージを及ぼし、生産性の低下と長期ストレスを生むというのだ。
 
リーハイ大学とバージニア工科大学、コロラド州立大学の3校によるこの共同研究では、297人の社会人のデータを集め、勤務外にメールに返信しその返事を待つことが不安の根源であると予測し調査を進めた。彼らは、メールをすることがいかに働き過ぎと感じさせるかを解説している。「まだ職場を去っていないかのようにずっと仕事にかかりきりの状態を作り出し、同時に精神的に仕事から離れようとする心理を抑制する」と指摘。

さらに、「労働の実時間を要求されていないときも、仕事から完全に離れられないので、従業員のリソースを奪いかねない」と書き加えている。

この“仕事との絶え間のない接続性”は、働き者であるというよい姿勢を反映しているかのように思えるが、実は雇用主にとっては非効率的なのである。この研究では、より充実した職場を作るために、会社は社員にワークライフバランスをとることを勧めるべきだと提案している。つまり、メールに即返信をすることを社員に求めないということだ。

「このようなポリシーは、勤務外にメールの返信をしなければならないプレッシャーを減らすだけではなく、ストレスからの疲労を和らげ、自分は会社からサポートされていると感じることができるでしょう。さらに、マネジメントへの信頼や、責任感、役割外行動を増やす可能性があります」と分析している。

このリサーチは、フランスのオランド大統領が、従業員に“仕事を打ち切る権利”を与える労働法改正案を打ち出した直後に発表された。この法案では、50人以上のスタッフを抱える企業は、メールを読んだり送ったりしてはいけない時間を設定しなければならないとされている。勤務時間外のメール禁止? それは、私たちが携帯に手を伸ばすのをやめるために必要なことかもしれない。

最終更新:8/12(金) 11:10

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