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ミランが名門を渡り歩いた強化責任者を招聘へ 本田獲得に尽力したガリアーニCEOは失脚か

Football ZONE web 8/12(金) 9:39配信

ユーベやインテルの強化を担当したファッソーネ氏の就任が迫る

 “チャイナ・ミラン”の体制が続々と整いつつある。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、中国企業グループが買収した後のクラブ体制として、ユベントス、ナポリ、インテルで強化部として働いてきたマルコ・ファッソーネ氏がスポーツディレクター兼CEO(最高経営責任者)に就任すると、ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」が報じている。

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 ミランは先日、親会社であるフィニンベスト社の株式99%以上を日本円にして800億円を超える金額で中国企業グループに売却し、30年にわたって会長を務めてきたイタリア元首相シルビオ・ベルルスコーニ氏が名誉会長に就任することを発表していた。今回の報道によると、ミランの経営は持ち株会社である「ロッソネリ・スポーツ」に移管されるという。

 いずれにせよ、これまでベルルスコーニファミリーが取り仕切ってきたミランの経営は大きく変化することになる。また、ファッソーネ氏が就任するポストを務めていたアドリアーノ・ガリアーニ氏がクラブに残るのかなどは、不透明なままだ。

不透明なガリアーニ氏の去就

 ガリアーニ氏は、2014年1月に本田がCSKAモスクワからミランに加入した際に、その前の夏の移籍市場からクラブ間交渉などで尽力してきた存在だ。ミランにおける本田の父のような存在だが、クラブ内での立場を失う可能性もある。先日、イタリアメディアではジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長が自身の右腕として招聘する可能性が報じられていた。

 巨額買収の基本合意がなされたものの、金額の大きさから資金の調達には多少の時間を要することが確実視されているため、今夏の移籍市場は現状の運転資金でやり繰りすることが求められている。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が求める補強のために、数人の選手を移籍金が伴う放出によって整理することが求められるとされるなかで、新たな強化責任者は残り20日ほどの移籍市場でどのような動きを見せるのか。その方針次第では、本田の去就にも大きな動きが起こるかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/12(金) 9:39

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