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ハマスタの新名物。唯一無二の「セカンドアップ」を見よ!

webスポルティーバ 8/12(金) 12:40配信

 ベイスターズが試合前に行なう「セカンドアップ」が楽しい。情熱的なラテン系音楽に合わせて、飛び跳ねながらアップする選手たち。従来のような選手が隊列を組んで「イチニッサン、ニィニッサン、サンニッサン」とやるアップとはまるで違い、じつにクールなのである。

【写真】ラミレス監督が絶大な信頼を寄せる4番の筒香嘉智

「お客さんも楽しめる、試合前のちょっとしたショータイムを意識して、今シーズンから始めました」(塚原賢治コンディショニング・グループリーダー)

 ほかに例のないこの「セカンドアップ」はどのようにして生まれたのか。きっかけは、昨年12月にプロ野球12球団のトレーナーが一堂に会したS&G(ストレングス&コンディショニング)研究会だった。

「セカンドアップを『魅せるものにしたい』という考えは以前からあったんです。そのなかで、S&G研究会でリズムトレーニングが紹介され、すぐに『これだ!』と。すぐ講師の方に相談して、すぐに我々の横須賀の練習場に来てもらいました」(塚原氏)

 塚原氏が「すぐ」という言葉を3回も使ったのは、「他球団の二番煎じになりたくない。いちばんにやらなければ意味がない」という強い思いがあったからだ。

 リズムトレーニングのコンセプトは「音に合わせること」と「地面との接地時間を短くすること」なのだが、野球には「股割り」など地面と密接な動作もあることから、動きを野球用にアレンジ。今年の1月には、新人合同自主トレでテスト導入。2月の紅白戦やオープン戦では、手持ちのスピーカーで音楽を流してのセカンドアップとなった。

「段々と球場の音響を使いたくなりましてね(笑)。しかし、球場(横浜スタジアム)はすでに(音の)スケジュールが決まっていると。そのなかで、一度オープン戦でやらせていただいたところ、これが素晴らしいんです。球団も『これなら』とOKをしてくれて、今のように球場の音響を使えるようになったんです。やはり大音響だとやり応えがあります。ビジターの球場ではホイッスルと手拍子だけなので、ちょっと物足りないですね(笑)」(塚原氏)

 当初、このセカンドアップに、選手たちは照れやプレッシャーを感じていたという。

「お客さんに見られていますからね。そこをキャプテンの筒香(嘉智)が先頭になって引っ張ってくれた。彼は若いですが、ただ言うだけでなく、一生懸命になって行動で示してくれる。ほかの選手も『筒香がやっているなら、オレもやらなきゃ』と。非常に助かっています」(塚原氏)

 その筒香は「リズムよく、ノリノリでできますよね。(従来のより)いいんじゃないですかね」とセカンドアップへの印象を話してくれた。ほかの選手はどうか。

「野球はリズムが大事だと思っています。リズムを取りながらアップすることで、試合のなかでも無意識にリズムを取れるようになった面もあります。しっかりとリズムを取りながらアップしています」(桑原将志)

「僕自身、リズム感がある方ではないので、最初は難しかったですね。ただ、わかりさえすれば、音楽に乗れるのでダラダラすることもなく、気持ちも高まっていきます。なんというか……一定のリズムで毎日ゲームに入れるところがいいですね。僕のなかでは『楽しい』という言葉を使ってもいいぐらいです。今日から曲が変わるようなので、どんな歌になるのか楽しみです」(関根大気)

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最終更新:8/12(金) 12:40

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