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金22個フェルプスと松坂大輔に共通点? 米紙特集の伝統療法、その効果は?

THE ANSWER 8/12(金) 21:44配信

今大会4個目、通算22個目の五輪金メダルを獲得したフェルプス

 現地11日のリオデジャネイロ五輪競泳男子200メートル個人メドレー決勝で前人未到の4連覇を果たしたマイケル・フェルプス(米国)。最後の自由形で追い上げた萩野公介(東洋大)を振り切り、五輪競泳史上初の快挙を成し遂げた。今大会自身4個目、22個目の金メダル獲得。31歳はまたも世界中にその名をとどろかせた。

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 そんな「水の怪物」について、米メディアがその体にある複数の“円形の痕”に着目している。

 米紙「USAトゥデイ」電子版が伝えたもので、これは伝統療法の一種であるカッピングセラピーによるものだという。記事では5年ほど前からメジャーリーガーにもそのような“痕”が見られるようになったとし、取り入れていた選手の中にメッツ時代の松坂大輔(現ソフトバンク)らの名前を挙げている。当時、松坂は「アスリートとして、出来るだけ長い間プレーをしていたい。そのためには、身体を守っていく方法を探す必要がある。いつもそういったものを探し続けている」とコメントしていたという。

 血流や循環機能の改善などに効果があるとされる同療法だが、今回の記事では「効果? そんなことはわからない」と言及を避けており、選手に自信を植え付けるなど精神面への作用が大きいと推測している。

専門家が語る効果は…

 では専門家は、実際、どのような効果があるとみられているのだろうか。元プロサッカー選手で、現在「いいだ鍼灸整骨院」の院長を務める飯田紘孝さんに聞いた。

 同氏は「カッピングセラピーは鍼灸や漢方薬などと同様に、昔から伝わる治療法です。アスリートに吸い玉の跡がついているのを目にしたことがある方もいると思いますが、スポーツ分野においてトレーナーやコーチなどが、選手のコンディション作りに利用していると言われています。日本人トップアスリートでいうと、ハンマー投げの室伏広治さんが取り入れていたという話を聞いたことがあります」とし、「この治療法は、血行を良くしたり、循環機能の改善などに効果があると言われているので、疲労回復効果があるのだと考えられます。マイケル・フェルプス選手もそのような効果などを求めて取り入れているのではないでしょうか」と解説した。

 以前から複数の種目で活躍し、驚異的なメダル数を積み上げてきたフェルプス。「カッピングセラピー」がその躍進に一役買っているのかもしれない。

◇飯田紘孝(いいだ・ひろたか)
いいだ鍼灸整骨院 院長。柔道整復師・鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師。
小学2年から横浜F・マリノス(当時の日産)の下部組織、日産プライマリーでプレー。横浜F・マリノスジュニアユース、ユースを経て、2001シーズンにトップチームへ昇格。ユース時代には、U-16日本代表、全日本クラブユース選手権で全国制覇。惜しまれながらも2003シーズンをもって現役引退。2004年より専門学校を経て、桜新町はりきゅう接骨院、大田区某整形外科リハビリテーション科の主任を務め、2014年6月に開業。現在は、プロ選手時代の経験を生かし、整骨院に訪れる一人ひとりの身体と向き合い、若年層アスリートの成長を促している。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/12(金) 21:44

THE ANSWER