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リオ五輪代表はよくやった。最大の敗因はサッカー協会の姿勢にある

webスポルティーバ 8/12(金) 15:02配信

 ようやく訪れたリオデジャネイロ五輪初勝利の瞬間。しかし、わずか勝ち点1が届かず、決勝トーナメント進出はならなかった。

【写真】キャプテンを務めた大島僚太(川崎フロンターレ)

 グループリーグ2連勝ですでに決勝トーナメント進出が決まっていたナイジェリアに続き、残る3カ国すべてに2位通過のチャンスがあったグループリーグ第3戦。

 日本はスウェーデンを1-0で下し、通算成績を1勝1敗1分けの勝ち点4としたものの、同じグループのもうひとつの試合で、コロンビアがナイジェリアに2-0で勝利し、1勝2分けの勝ち点5に伸ばしたため、日本のグループリーグ敗退が決まった。

 4-5で敗れたナイジェリア戦は、十分に引き分けに持ち込めた試合だったし、2-2で引き分けたコロンビア戦は、勝っていても何ら不思議のない試合だった。わずか勝ち点1差でのグループリーグ敗退だっただけに、前の2試合のどちらか一方でも違う結果になっていれば、という思いがないわけではない。

 だが、身も蓋もない言い方をすれば、負けるチームというのは、たいていそういうものなのだ。例えばJリーグを見ても、J1からJ2に降格するチームは毎試合のように惨敗を喫した末に降格していくわけではない。勝っていてもおかしくないような試合がいくつもありながら、それをモノにできずに負けを重ねていくのだ。

 キャプテンのMF遠藤航は「(前の2試合が)もったいないという言い方もできるのかもしれないが、そのちょっとした差が世界との差」と言い、こう語る。

「ナイジェリア戦は5失点が痛かったし、コロンビア戦も勝ち切れた試合だったという思いはあるが、諦めずに4点取ったり、2点ビハインドになってから追いついたり、自分たちがやれることはやれたのかなと思う。それでも決勝トーナメントに進めなかった。それが、自分たちの今の実力なのかなというのはすごく感じる。もっとやれたと思う部分はもちろんあるが、これが自分たちの実力ということを受け入れなければいけない」

 まさに、そのとおりだろう。

 今大会直前に行なわれたブラジル戦にしても、5月に出場したトゥーロン国際大会にしても、そこでチームは世界の厳しさを知った。アジアとは異なるレベルのサッカーがあることを知った。しっかりと危機感を持って、そこで経験したことを五輪本大会で生かしていれば、もしかしたらナイジェリア戦やコロンビア戦も違う結果につながっていたかもしれない。

 だが、彼らはそれができなかった。つまりは、そのことも含めて「自分たちの今の実力」だ。残念ながら、グループリーグ敗退は妥当な結果だったと認めるしかない。

 とはいえ、五輪代表としての最後の試合を終えた今思うのは、選手たちは非常によくやったということだ。チームを率いた手倉森誠監督も「なかば実力以上のことをしてくれたんじゃないか」と話していたが、その言葉には大いにうなずけるところがある。

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最終更新:8/12(金) 16:30

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