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マンUのポグバ獲得は「バーゲン」? 移籍金117億円はクラブ総売上の約17%で済んでいると指摘

Football ZONE web 8/12(金) 17:18配信

「BBC」が過去の大型移籍と比較 ルーニー移籍時とほぼ同じ水準

 マンチェスター・ユナイテッドはユベントスからフランス代表MFポール・ポグバをフットボール史上最高額となる8900万ポンド(約117億円)で獲得した。この天文学的な金額には賛否両論あるが、英公共放送局「BBC」は、ユナイテッドの莫大な収入に対する割合に着目し、ポグバの獲得はバーゲンだったと分析している。

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 2012年に移籍金ゼロ円で放出したポグバを117億円という破格の移籍金で獲得したことについて、疑問の声も挙がっている。高騰を続ける選手の移籍金は歯止めがかからず、ポグバに100億円の価値はないと批判する人も後を絶たない。

 しかし、その一方でユナイテッドの圧倒的な資金力の下では、ポグバ一人に100億円を優に超える金額を支払っても大きな影響はないとの見方もある。同局はクラブの総売上に対する支出の割合を過去のユナイテッドでの大型移籍と比較。その結果、クラブの売上が増えているのに比例して移籍金が高騰しているだけであると指摘している。

 例えば、2004年に現主将のFWウェイン・ルーニーを獲得した際の移籍金は2700万ポンド(約36億円)で、当時の年間総売上額1億5720万ポンド(約208億円)に占める割合は17.2%だった。これに対し、ポグバの移籍金はルーニーの3倍以上だが、現在では同様にクラブの総売上も3倍以上の5億ポンド(約660億円)以上に跳ね上がっていおり、ポグバ獲得資金の割合は売上に対する17.6%で、ルーニーのケースと変わらない点に言及されている。

放映権料、スポンサー収入増で高騰化

 1962年、ユナイテッドが元スコットランド代表FWデニス・ロー氏をユベントスから獲得した際の移籍金は、当時の総売上18万7178ポンド(約2500万)の61.4%にも上ったという。また1981年は、ウェストブロムから元イングランド代表FWブライアン・ロブソン氏を獲得するのに、総売上265万ポンド(約3億5000万円)の56.6%にあたる150万ポンド(約2億円)を費やした。

 近年、選手の移籍金はプレミアリーグを中心に異常なまでのインフレが起きている。その影響で各クラブが観客動員などのマッチデー収入やスポンサー収入、そしてテレビ放映権料収入を爆発的に増やしていることで、選手の移籍金高騰は避けられない状況となっている。ユナイテッドのように全世界中にファンを抱えるクラブならば、その影響はなおさらだろう。

 ポグバの移籍はイングランドのみならず、全世界の注目を集めた。“1億ユーロの男”という異名を頂戴した男は、ピッチ上での活躍で周囲の雑音を鎮めることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/12(金) 17:18

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