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矢島慎也が語る、リオ五輪で痛感した「日本と世界の差」

webスポルティーバ 8/12(金) 17:47配信

 リオ五輪サッカー日本代表のグループリーグ敗退が決定した。ロンドン五輪に続く2大会連続の決勝トーナメント進出を目指したが、あと一歩及ばなかった。

【写真】スウェーデン戦でゴールを決めた矢島慎也

 MF矢島慎也は、スウェーデン戦で決勝ゴールを記録するなど今大会でも奮闘したが、世界で勝つことの難しさを改めて感じたという。

「世界の、このレベルになると、やはり簡単には勝たせてくれないな、と思いました。決勝トーナメントに進出するには、初戦が大事だという意識でいました。だから当然、勝ちにいきましたけど、自分たちのミスで失点して、自滅した感があった。そこで(勝ち点を)失って、改めて初戦の重みを感じさせられた。結局、あの敗戦で勢いに乗れなかったわけですから。

 第2戦のコロンビア戦では、ナイジェリア戦敗戦のショックからチームも立ち直って、いい試合ができたと思います。でも、勝てた試合を、現実には勝ち切れなかった。あれだけチャンスを作ったし、自分も『入った』と思ったシュートがあったけど、GKに止められたりして決め切れなかった。一方で、自分たちが主導権を握っていたにもかかわらず、コロンビアはワンチャンスをしっかりと決めてきた。

 そうしたことはトゥーロン国際大会でも経験しましたけど、経験しただけで終わってしまっているのが、日本が世界大会でうまく結果を出せないところなのかな、と思います。また逆に、まだまだそうした国際経験が少ないことが、(今回の結果に)影響したのかな、とも思っています」

 トゥーロン国際大会でも世界の強さを知った。それゆえ、ナイジェリアのフィジカルを生かしたプレーや、コロンビアの抜け目ないプレーも想定はしていた。だが、真剣勝負の国際舞台において、それらは想定以上のものだった。

「ナイジェリアは、自分たちが組織的な守備で、意図的にハメていってボールを奪おうとしても、フィジカルの強さで(守備ブロックを)はがしてくる。簡単にキープされていたし、そこからの展開でやられることも多かった。“球際”と言うとありきたりですけど、日本はその球際でどうやって体を入れていくのかとか、そういう部分をもっと考えていかないといけない。そういう面も含めて、大事な試合で結果を出す力がなかったと思います。

 あと、世界で上位にいくチームには隙がない。アジア最終予選でも自分たちは多くのピンチがあったけれども、相手のミスで助けられていた。でも世界では、ナイジェリアも、コロンビアもそうだけど、アジアでは外してくれるところを決めてくる。しかも(こちらが)ミスした隙は必ず突いてくる。その差をすごく感じました」

 決めるべきところを決め切れるかどうか。上に行くチームと日本とでは、確かにその差はあった。ナイジェリア戦でも、コロンビア戦でも、日本はかなりの決定機を得ながら、それを逃すことが多かった。

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最終更新:8/12(金) 17:47

webスポルティーバ

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