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初五輪でベスト4の快挙。彼らは日本セブンズの進化を証明してみせた

webスポルティーバ 8/12(金) 20:01配信

 8月8日から11日にかけて行なわれた、リオデジャネイロ五輪での男子7人制ラグビー(セブンズ)。日本は予選プール初戦でニュージーランドに勝利(14-12)して勢いに乗り、2勝1敗で決勝トーナメントに駒を進めた。さらに準々決勝でもフランスを下し(12-7)、準決勝へと進出。そして最終日となった11日、日本は目標としてきたメダル獲得のかかる戦いに身を投じた。

【写真】フランス戦で逆転トライを決めた後藤輝也

 勝利すれば銀メダル以上が確定する準決勝の相手は、昨年度のワールドシリーズ(F1のように世界で戦うサーキット大会)王者で、「セブンズ王国」と称されるフィジー。個々の身体能力が高く、オフロードパス(※)を得意とする変幻自在なチームである。

※オフロードパス=タックルを受ける前に投げる通常のパスに対し、タックルを受けてから投げるパスのこと。

 日本は今大会で見せてきた粘りのディフェンスを武器に、「相手のトライを2~3つに抑えて僅差で勝つ」というゲームプランで挑んだ。だが、フィジーにマイボールのキックオフをキープされ、そのままボールをつながれて開始早々に先制を許してしまう。

 日本は相手のシンビン(※)から後藤輝也がチャンスメイクし、最後はレメキ ロマノ ラヴァがトライを挙げて、5-5の同点に追いつく。しかし、すぐにふたたびトライを許してしまい、5-10で前半を折り返した。

※シンビン=危険なプレーなどにより、一時的に試合から退出させられる制度。

 後半開始早々、日本はフィジーのつなぐプレーを止められず、5-15まで点差が開く。さらにレメキがハイタックルでシンビンとなり、この日4つ目のトライを献上。結果、5-20でノーサイドを迎えた。

 試合後、桑水流(くわずる)裕策キャプテンは、「キックオフのボールが取れなかった。(相手の)オフロードパスはわかっていたが、対応できなかった」とコメント。瀬川智広ヘッドコーチ(HC)は、「日本のアタック時間が短かった。どこかで相手を止めたかったが、できなかった」と肩を落とした。

 だが、日本にはまだメダル獲得のチャンスが残されている。現地時間の18時30分から行なわれた3位決定戦で、昨年度のワールドシリーズ2位の「ブリッツボッカ」こと南アフリカと激突。スピードのある選手が揃うチームに、どれだけしっかりと組織としてディフェンスできるかがカギとなった。

 ヘッドコーチも、選手も、「必ずメダルを持って帰る」という決意で臨んだブロンズメダルマッチ。だが、予想は悪い方向に当たってしまった。

 大会6試合目だったため、疲れもあっただろう。日本のアタックやタックルの精度はやや落ち、相手のスピードランナーに走られ、開始3分で0-14とリードされてしまう。9分に相手の反則からトゥキリ ロテ、桑水流とつないで7-14としたが、前半最後のプレーでまたもトライを許し、7-21で前半を折り返す。

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最終更新:8/12(金) 20:01

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