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【藤田俊哉の目】一体感があったスウェーデン戦。一方で劇的に評価を上げた選手はなし

SOCCER DIGEST Web 8/12(金) 6:00配信

無失点勝利は一体感を持って戦えていた証拠。

 日本のメダルへの挑戦が終わった。リオ五輪・グループリーグ第3戦のスウェーデン戦。日本は矢島のゴールで、1-0で勝利して勝点4に伸ばしたものの、コロンビアがナイジェリアに2-0で勝利したため、勝点1及ばなかった。ナイジェリア(勝点6)、コロンビア(勝点5)がベスト8へ進出した。
 
 宿敵・韓国が前回王者のメキシコを破るなど3戦負けなしで首位突破での決勝トーナメント行きを果たした一方、日本はスウェーデンに勝利したとはいえ、大会で残したインパクトという点では、韓国には到底およばない。メキシコを破ったミドルシュートは、チームに勢いを生むだけの力強さがあった。大会屈指のゴールのひとつとして挙げられるだろう。2大会連続のメダル獲得も十分にありえそうだ。アジア最終予選の決勝で、アジア王者の座を競い合った日本と韓国。本番のリオ五輪の舞台では、両者の明暗がくっきりと分かれた。
 
 さて、日本の第3戦・スウェーデン戦に関しては、比較的、日本らしいプレーができていたのではないだろうか。過去2戦、ナイジェリア戦とコロンビア戦の反省を踏まえて、安定した戦いができていた。
 
 実際、ピンチらしいピンチはほとんど見られなかった。初戦のナイジェリア戦から数えると、4失点→2失点→0失点と失点数が減ってきた。90分間を無失点で乗り切った、というのは、チームが一体感を持って戦えていたという証拠だろう。
 
 最終的に、大島のテクニカルな突破から矢島のスライディングシュート、という形でスウェーデンからゴールを奪うことに成功した。後半途中、ピッチに送り出された矢島が結果を残したことで、手倉森監督の采配も当たったことになる。これでグループリーグ突破を果たしていたら、次の試合に期待が持てる内容だっただけに、返すがえすもナイジェリア戦の敗戦が悔やまれる。
 
 さらに残念なのは、この大会で一気に評価を上げた選手が出てこなかったことだ。
 
 過去の大会を振り返っても、最低ひとりは急成長を遂げるもの。4年前のロンドン五輪では大津祐樹がヒーローとなったが、この大会で“ステージを上げた”という選手は見当たらない。
 
 強いてあげるならば、浅野と南野のふたりだろう。やはりこのふたりのプレーのクオリティは高かった。チームに勢いさえ生まれていたら、決勝トーナメントでもっとブレイクした可能性は十分にあった。そのほかでは、大島や遠藤も攻守に効いていたものの、ヒーローにはなれなかった。
 

【リオ五輪PHOTO】日本、矢島のゴールで初勝利を挙げるも無念の予選敗退

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最終更新:8/12(金) 6:00

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