ここから本文です

エド・シーラン、マーヴィン・ゲイの『レッツ・ゲット・イット・オン』の盗作疑惑で訴えられる

ローリングストーン日本版 8/12(金) 12:00配信

1973年のヒット曲『レッツ・ゲット・イット・オン』の共作者であるエド・タウンゼントの遺族は、エド・シーランの『シンキング・アウト・ラウド』が『レッツ・ゲット・イット・オン』を盗作していると主張している。

【楽曲はこちら】エド・シーラン、マーヴィン・ゲイの『レッツ・ゲット・イット・オン』の盗作疑惑で訴えられる

英シンガーソングライターのエド・シーランが、マーヴィン・ゲイの『レッツ・ゲット・イット・オン』を共作したエド・タウンゼントの遺族から、著作権侵害で訴えられたとロイターが報じた。

タウンゼントの遺族は、エド・シーランのグラミー賞受賞曲『シンキング・アウト・ラウド』が、『レッツ・ゲット・イット・オン』の中核を成すコード進行、そしてメロディーとリズムの要素を使用していると主張している。タウンゼントは、チャート首位を獲得したマーヴィン・ゲイの1973年のヒット曲『レッツ・ゲット・イット・オン』の作詞作曲に携わった人物である。

「被告側は、『レッツ・ゲット・イット・オン』の核を、『シンキング・アウト・ラウド』の曲中で何度も真似て使っている」とタウンゼント側は主張している。「『シンキング・アウト・ラウド』のメロディー、ハーモニー、リズムの構成は、驚くほど『レッツ・ゲット・イット・オン』のドラム構成に似ているのです」

エド・シーランの代理人は、報道直後にコメントを発表していない。

エド・シーランといえば、タウンゼントの遺族による訴訟の数カ月前に、マーティン・ハリントンとトーマス・レナードから、盗作で2000万ドルの損害賠償を請求される訴訟を起こされたばかりだ。マーティン・ハリントンとトーマス・レナードは、エド・シーランのアルバム『X(マルティプライ)』からのヒット曲『フォトグラフ』が、2012年にXファクターの優勝者マット・カードルがレコーディングした2人の楽曲『Amazing』に、「一音一音完全に」似ていると主張していた(カードルはというと、訴訟から距離を置いていた)。

『レッツ・ゲット・イット・オン』と『シンキング・アウト・ラウド』の訴訟は、マーヴィン・ゲイの遺族がロビン・シックとファレルを相手に、『ブラード・ラインズ』がマーヴィン・ゲイの『黒い夜』を盗用していると主張し、740万ドルの損害賠償を勝ち取った訴訟から1年後に勃発したことになる。マーヴィン・ゲイの遺族は、タウンゼントの遺族のエド・シーランに対する訴訟に関わっていないが、1年前の訴訟の結果が今回の著作権侵害の訴訟に影響を与えたと考えることができる。その裁判では、楽譜だけでなくスタジオでのアレンジも考慮され、『ブラード・ラインズ』の曲の雰囲気が『黒い夜』に酷似しているという判決が下っている。曲の雰囲気というものは、これ以前までは著作権保護の対象外と考えられていた。

Translation by Miori Aien

JON BLISTEIN

最終更新:8/12(金) 12:10

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2017年WINTER

株式会社パワートゥザピープル

2017年WINTER
12月10日(土)発売

880円(税込)

特集:The Rolling Stones
約11年ぶりの新作インタヴュー
ONE OK ROCK
SUGIZO/TAKURO
浅井健一/西島隆弘 AAA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。