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人間性がカギ?「好みのタイプ」は年齢で変化するのか

R25 8/13(土) 7:00配信

年を重ねていくうちに、食べ物や音楽、ファッションなどの好みが大きく変化することがある。だが、「異性」だけは、昔から同じような人ばかりを好きになっているような気が…。「好みの異性のタイプ」は加齢とともに変化することがあるのだろうか? そこで、脳科学の観点から、『脳科学的に正しい恋愛脳の作り方』などの著書がある黒川伊保子さんに、好みのタイプは変わることがあるのか聞いてみた。

「脳科学的な結論から言うと、異性の好みは意図的には変えられません。しかし、年齢を重ねるごとにだんだんと妥協ができるようになるのです」(黒川さん、以下同)

黒川さんによると、「好みのタイプ」とはズバリ「生物として生殖する相性がいい相手」。動物の脳は無意識の領域で、見た目、声、感触、匂いなどから、異性のタイプを認識しており、とくに体臭から感じ取れる「HLA」という遺伝子からは、「ウィルスに強い」「寒さに強い」といった資質を知ることができるという。遺伝子レベルで相性がいい異性を感じ取っている以上、好みのタイプが一定になるのは当然。脳科学的には、好みのタイプは産まれた時から決まっているわけだ。

しかし、この生来定められた「運命」も、年齢を重ねていくことで緩和される傾向にあるとのこと。

「好みのタイプを決める取捨選択の精度は、若いころほど厳しいもの。年を取るごとに“ストライクゾーン”は広がり、30代ごろからは相性以外にも、人間性でパートナーを選ぶことができるようになります」

男性の場合は「なるべく多くの子孫を残す」という生物としての戦略上、色々なタイプの女性と恋ができるような仕組みになっている。そのため、相手から「好き」と言われれば釣られるように好きになったり、ときには「いい人だなぁ」と思ったりするだけで結婚ができるケースも考えられるのだとか。

反対に女性は、相性が悪い相手を簡単に受け入れるわけにいかないため、俗に「フェロモンセンサー」とも呼ばれる、HLA遺伝子の匂いを嗅ぎ取る「鋤鼻器官(ヤコブソン器官)」と、その情報を受け取る脳の感覚野の機能が男性に比べると高め。センサーの感度のピークは25歳とされており、その精度は1000人の中からたった1人を選ぶ程度という厳しさだ。

しかし、黒川さんの元に寄せられた2000件超の恋愛相談のデータを分析すると、30歳を過ぎてもマッチングしない女性には急激に「妥協」の傾向が現われるという。

この傾向について、「『このままでは一生相手が見つからないかも!』と焦った脳が、戦略を変えてセンサーの感度を鈍化させているのでは」と黒川さんは推測。とくにアラフォーの女性はセンサーの感度が弱まるのか、妥協の傾向が他の年代と比較して顕著になり、激しい恋には落ちなくとも、人間性の良さだけで結婚できる確率が高まるのだという。

では、いつも同じタイプの人を好きになって失敗してしまうという人は好みのタイプが変えられない以上、情熱的な恋愛はあきらめて妥協できる年齢になるのを待つべきなのか…と思いきや、「恋愛は何度失敗してもめげないでください!」と、黒川さんから男性に対して力強い励ましのお言葉が。

「男性よりも女性の方が異性選びのハードルが高く、いわゆる“ストライクゾーン”の幅に男女差がある時点で、男性が女性にアタックするのは狭き門を突破する必要があるということ。哺乳類のオスがフラれるのは、スペックが劣っているからというわけではなく、生殖システム上、想定内といえます。男性には、99回失敗しても1回成功すればよし! くらいのタフさを持って、好きなタイプの女性に何度でも惚れたらいいと思いますよ」

お互いのセンサーが「合格」を出し、好みのタイプ同士の男女が付き合えれば、カップルとしての相性はきっと抜群なはず。脳が自分にピッタリの相手を探してくれているもの…と納得して、何度でも好みのタイプの異性に恋しちゃいましょう!
(有栖川匠)

(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:8/13(土) 7:00

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