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有田焼400年の本気、人間国宝の器で佐賀の食を堪能

東京ウォーカー 8/13(土) 19:54配信

8月11日からスタートした有田焼創業400年記念イベントの開幕式典が同10日に、佐賀県有田町の県立九州陶磁文化館で開催された。井上萬二さん、中島宏さん、十四代今泉今右衛門さんら人間国宝に加え、“佐賀の三右衛門”の残る2人、十五代酒井田柿右衛門さん、十四代中里太郎右衛門さんという佐賀を代表する陶芸家5人の代表作を集めた特別企画展「人間国宝と三右衛門」と、5人の窯の器で食事を提供するUSEUM ARITA(ユージアム アリタ)の期間限定レストラン(11月27日まで開催)のオープンを祝った。

【写真を見る】有田焼創業400年記念イベントの開幕式典。佐賀を代表する5人の陶芸家がテープカットに登場

開幕式典には、佐賀県の山口祥義知事らも参加。「とても厳かな気持ちです。井上萬二先生、中島宏先生、十四代今泉今右衛門先生、十五代酒井田柿右衛門先生、十四代中里太郎右衛門先生、この佐賀の誇りの方々とともに、有田焼創業400年を祝うこの場に居合わせる喜び、感動に打ち震えています。5人は佐賀の誇りそのもの。5人の強い思いがなければ実現しなかった催しで、心から感謝したいと思います」と有田焼への思いを語り、「USEUMで、『5人の器を使って食事をさせてください』と言うのはとても勇気がいることでしたが、“佐賀もん”はこういうときに一つになる。有田焼をこれからさらに発展させていく。子どもや孫の代まで、ずっと語り継いでいく。有田焼の火を絶やさないこと、佐賀県庁として支え続けていくことを誓います」と言葉を続けた。

同じく式典に参加した井上萬二さんは「先人たちが伝えてきた技を正しく伝えなければという思いがあります。有田で作品が一度に見られる機会を与えてもらって我々は光栄です。今後ますます努力する所存です。食と器は一体で、切っては切れないもの。生活に使える器を考えています」とコメント。同じく中島宏さんは「食器として使ってもらうことが有田焼の本来の姿。有田が盛り上がって、未来に向かって、この日が皆さんの心に残ればと思っています」と語った。

「USEUM ARITA」のネーミングは、ユーズ(使う)とミュージアムを合わせた造語で、器を鑑賞するだけではなく、実際に使ってもらう場を表現したもの。県立九州陶磁文化館の玄関脇にガラス張りで温室をイメージしたというモダンなデザインの建物が用意されている。

「人間国宝と三右衛門」は9月25日(日)まで、USEUM ARITAの期間限定レストランは11月27日(日)まで開催。

「人間国宝と三右衛門」展では、佐賀が誇る5人の代表作が展示されるだけでなく、明治以降の歴代「三右衛門」の作品も並び、窯に受け継がれる伝統を見つめつつ、変遷をたどることもできる。また、「USEUM ARITA」では佐賀の食材にこだわった料理を、人間国宝と三右衛門の作品を使って楽しむという“非日常の食空間”を経験することができる上に、海外や国内で取り組んできた有田焼創業400年事業「ARITA EPISODE 2」の成果発表として、開発商品の展示やイベントが開催。

有田焼400年の本気を、ぜひ体験してみてほしい。【ウォーカープラス編集部/浅野祐介】

最終更新:8/15(月) 11:23

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