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スーツをモダンなシルエットに変えた「ブリオーニ」の美学

Forbes JAPAN 8/13(土) 8:30配信

1着のスーツを作る際に必要な工程の数
220

1945年に創業した「ブリオーニ」は、スーツにモードの概念を取り入れた世界初のブランドである。



それまでにも既成品のスーツは、イギリスやアメリカで生産されていたが、それは最終的に顧客に合わせた調整が必要なものだった。ところが「ブリオーニ」は、最高級の生地と卓越した技術力で、スーツにしなやかさを加え、ジャストサイズでなくてもサマになるモダンなシルエットを作り上げた。

これは女性服に用いられる手法で、1952年には男性服として、初のランウェイショーを行ったことからも、同ブランドがいかに革新的だったか、がわかる。

現在「ブリオーニ」のスーツは、イタリア中部アペニン山脈のふもとにある都市ペンネで仕立てられている。地元住民のほとんどが工場で働くという「ブリオーニの街」では、日々スーツに必要な全220の工程が、最高の技術者たちによってこなされている。

「ブリオーニ」のスーツは、他ブランドと比べて高価である。しかしながら、通常の1.5~2倍という工程数を鑑みると、それは誰もが納得できる数字なのである。

選ばれし者が作り上げる珠玉のスーツ

「ブリオーニ」のテーラリングは、群雄割拠するスーツブランドのなかでもとくに高く評価されている。マスター・テーラーと呼ばれる職人たちのほとんどが、イタリア・ペンネにある同ブランドのテーラリングスクール「Scuola di Alta Sartoria」を卒業した人々だ。幅広い経験と洞察力、そしてなにより完璧な手(技術)を持たなければ一人前のテーラーになることができない。

顧客に合わせて作り上げていくテーラリングサービスからは、彼らの技の結晶を見ることができる。数回のフィッティング、顧客との会話によって、その背景にあるライフスタイルまでもスーツに落とし込んでくれる。「ブリオーニ」が評価されているのは、そんな心遣いからだ。

コレクションラインも充実

ファッションの世界で、メンズブランドとして初めてランウェイショーを行った「ブリオーニ」。その伝統は、2017秋冬シーズンから、クリエイティブ・ディレクターに就任したジャスティン・オシェイにも受け継がれていく。7月には、パリ・オートクチュール期間中に「Paris One」なるカプセルコレクションを発表した。

Forbes JAPAN 編集部

最終更新:8/13(土) 8:30

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