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ノイアーみたいなGK!? 9秒台狙う桐生祥秀のサッカー少年時代を恩師、後輩らが証言

SOCCER DIGEST Web 8/13(土) 19:55配信

「永井謙佑や浅野拓磨みたいな直線的なドリブルでしたね」

 少年時代から足に関わるエピソードを欠かない選手だった。
 
 リオ五輪の陸上競技・男子100メートルに出場する桐生祥秀(東洋大学)は、彦根南中の陸上部に入ってから素質を開花させたが、じつは小学生時代にはサッカーに打ち込んでいた。どんな選手だったのか。また、「サッカーをする桐生」を知る人たちは、現在の活躍をどのように見ているのだろうか。
 
 桐生が小学生時代に所属していたのは、プライマリーSCという街クラブだ。琵琶湖の東側にあたる滋賀県彦根市、荒神山公園にあるグラウンドでチームは現在も活動を続けている。桐生は小学校の低学年でサッカーを始め、サイドハーフやサイドバックで走力を生かしていた。やはり、足は速かった。
 
 現在、プライマリーで6年生を担当している寺村勇一コーチが当時の記憶を引き出した。
「うちは、ドリブルを主体に教えているチームなんだけど、桐生は細かい技術の部分は得意じゃなかった。今で言うと、永井謙佑選手(名古屋)とか浅野拓磨選手(アーセナル)みたいな直線的なドリブルでしたね。あのスピードだから、フェイントは要らなかったですね。加速するだけで置き去りにできましたから」
 
 常に前方のスペースがあるサイドバックで攻撃参加を得意としていた上、守備面においても、相手に抜かれてもすぐに追いつける、独特の強みを持っていたという。
 
 しかし、桐生は、小学4年生の時に新たなポジションにコンバートされた。快足と言えば攻撃の武器というイメージが強く「桐生がサッカーを辞めなければ、すごい快足FWになったのではないか」という声もある。
 
 だがチームには、前線の選手が豊富にいた。正GKがチームを離れたことをきっかけに、みんなで順番にGKを務めるようになったのだが、桐生は持ち前の瞬発力で好セーブを連発してみせた。
 
 そして、何よりもジュニア年代ではありがちな、DFとGKの間にボールを蹴られてカウンター攻撃を受けるという形になった時、相手FWよりも早くボールに到達して防ぐことができるという特徴があった。
 

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最終更新:8/13(土) 19:55

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