ここから本文です

メディア予想は6位。クロップはリバプールへの低評価を覆せるか

webスポルティーバ 8/14(日) 14:27配信

「今季は”私のチーム”になった。補強を希望しない選手とは契約していないし、今後も獲得を望んでいない選手が来ることはない。もちろん、手放したくない選手も売却していない。それゆえ、私のチームだ。トレーニングを見てもらえば、昨季になかったスペシャルなクオリティーを確認できるはず。開幕前の時点で『もう1年必要だ』などと言い訳するつもりもない。すべての大会を100%の力で戦い抜く」

【写真】岡崎慎司の起用方法を模索するレスター・ラニエリ監督

 チームの現状と今季の展望について、リバプールのユルゲン・クロップ監督はいつものようにまくし立てながら、こう話した。

 昨年10月にクロップがチームを引き継いだ昨季はプレミアリーグ8位で終えたが、ヨーロッパリーグとリーグカップではファイナルに進出した。2大会とも決勝で涙を飲んだとはいえ、クロップ就任後はパフォーマンスに改善の兆しが見え、過去2年にわたり停滞感が漂っていたリバプールに希望の灯りをつけた。リバプールはゆっくりと前進していると、そう表現していいだろう。

 迎えた今オフは、クロップのカラーをさらに強めようと選手補強と人員整理に動いた。本稿執筆時における補強の目玉は、サウサンプトンから獲得したサディオ・マネ。24歳のセネガル代表FWは、アフリカ人ならではのスピードとしなやかな身のこなしを持ち、リバプールの前線に足りなかった速さを注入した。マネ同様にスピードがあり、陸上選手さながらのスプリント力を有するオランダ代表MFのジョルジニオ・ワイナルドゥム(前ニューカッスル・ユナイテッド)も加わり、攻撃陣の底上げに成功している。

 シモン・ミニョレにつまらないミスが目立ったGKには、ロリス・カリウス(前マインツ)とアレックス・マニンガー(前アウクスブルク)を2枚獲り。同じくウィークポイントのCBにもジョエル・マティプ(前シャルケ)とラグナル・クラヴァン(前アウクスブルク)をドイツから迎えた。20歳ながらテクニックとキープ力が光るセントラルMFのマルコ・グルイッチ(前レッドスター・ベオグラード)も、指揮官好みの戦力と言えよう。

 一方、クロップのカラーに合わないマルティン・シュクルテル(現フェネルバフチェ)とコロ・トゥーレ(現セルティック)、ホセ・エンリケ(未定)のDF陣を一斉に放出した。走力をベースにした「ゲーゲン・プレス」を戦術の軸とすることから、運動量の乏しいFWのクリスティアン・ベンテケ(未定)とFWマリオ・バロテッリ(未定)にも戦力外通告がなされている。

 リザーブ組も入れると、放出済みの選手は合計15名。プレミアクラブでは最も多い数であり、MFジョーダン・アイブ(現ボーンマス)やMFジョーダン・ロシター(現グラスゴー・レンジャーズ)ら若手の有望株もあっさりと切り捨てた。思い切った入れ替えを行なうことで、長期的視野に立った強化計画を押し進めた格好だ。

1/2ページ

最終更新:8/15(月) 10:08

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。