ここから本文です

グルメと競馬を堪能。夏の北海道「旅打ち」は低予算でも楽しめる

webスポルティーバ 8/14(日) 14:38配信

「夏競馬」珍道中~北日本編(10)

 盛岡から札幌、帯広、門別とめぐってきた「北の旅打ち」。

 帰りも、函館発の深夜フェリーで津軽海峡を渡って、朝一番の列車で青森駅を出発した。

■前回の写真。「旅打ち」で訪れた門別競馬場の入り口

 7月29日に上野を出発してから、船中2泊、野宿1泊を含む、6泊7日の旅。移動の際の中心となったJRの「おトクなきっぷ(※)」は、有効期限の7日間を丸々使い切った。

※1週間の有効期間内なら、JR東日本とJR北海道の普通列車が乗り放題という「北海道&東日本パス」。値段は1万850円。

 この間、ずっと乗り続けた各駅停車の列車は、いったいいくつの駅に停まったのだろう。上野から青森間が86で、札幌→帯広間が45。どちらも往復だから、×2で262。これに、門別競馬場に行ったときの札幌→富川間の18、帰路に利用した札幌→函館間の68を足すと、なんと合計348。山手線が29駅だから、ちょうどその12倍だ。

 それが、どれほどのことかは想像してもらうしかないが、旅行中、競馬をやって、何か食べて、寝ているとき以外は、ずっと電車に乗っている、そんな感じだ。

「手づくり」と言えば聞こえはいいが、その実、無駄と遠回りばかりしてきた。しかもこんなに疲れる旅は、おそらく1970年代の北海道に湧くようにいたという「カニ族(※)」以来、誰もやったことがないのではないか、幾分の皮肉を込めて、そう思う。

※1960年代~1970年代、横長の大型リュックサックを背負って、低予算で旅をしていた若者たちの俗称。今で言うバッグパッカー。

 そうは言いながらも、「予算5万円で旅打ち」というミッションを、無事に完遂できたことには、一定の満足感がある。

 もしワタシが、もっと馬券じょうずだったり、「今晩ススキノで、何かうまいものを食べるために、少しお金を残しておこう」などと考えない、度胸と才能に恵まれたギャンブラーだったりしたら、もっと大儲けしていただろうし、非常にリッチな、酒池肉林の世界だってあったかもしれない。そうすれば、かなりゴージャスな旅行記を提供できたはずだ。

 その点は、返す返す残念に思っている。

 ともあれ、予算内で盛岡と北海道の3つの競馬場をまわって「旅打ち」を続け、ちゃんと生きて東京に帰ってきた。

 内訳をざっと記せば、交通費は「おトクなキップ」(1万850円)に、高速バス代(4600円)、フェリー代(往復4000円)、そしてタクシー代と地下鉄料金等でおよそ2万5000円。宿泊費が3泊で10000円。あと、食費と馬券代を含めた雑費が約1万5000円といったところか。

1/2ページ

最終更新:8/14(日) 14:38

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。