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自分のために生きることが人のためにもなる。心理学×哲学の思考法

ライフハッカー[日本版] 8/14(日) 22:10配信

『世界一受けたい心理学×哲学の授業』(嶋田将也著、ワニブックス)の著者は、中学生時代にいじめられたことが原因で、うつ病を発症したという経験の持ち主。しかしそのことがきっかけで「心」の問題に関心を抱くようになり、高校では独学で心理学を学びはじめたのだそうです。そればかりか大学では哲学に出会い、さまざまな見方や考え方を身につけ、心理学と哲学を掛け合わせた独自の思考法を開発したのだとか。

そして、「昔の自分のように人間関係で悩む人の手助けがしたい」という思いから、ブログ『世界一受けたい心理学×哲学の授業』を開設。約8ヵ月で読者は2000人を超え、人気ブロガーになったのだといいます。本書は、そのブログを書籍化したもの。


“自分の心のことをしっかり知っていれば、悩むと分かっている「災」の中にわざわざ足を踏み入れることはしません。(中略)悩む心を癒す方法さえ知っていれば、傷を治しながら、前に進めるはずなのです。(中略)そこでこの本では、どちらも自分の心を理解するために有効だと言われる学問「哲学」と「心理学」2つのいいところだけを抽出し、掛け合わせた思考法を紹介していきます。(「はじめに」より)”


ちなみに哲学と心理学には、「答えがそれぞれ違う」という共通点があるのだそうです。そこで本書も、絶対的な解答ではなく、「自分だけの答えを見つける」ことを目的として書かれているのだといいます。きょうはそのなかから、3時限目「人生を今から変える成功法則」に焦点を当ててみたいと思います。

成功が成功を破壊する?!

ここで著者は、道教の開祖として知られる老子の「大者宣為下」という言葉を紹介しています。これは直訳すると、「強大なものこそ下へ下へとへりくだることが大事である」という意味。つまり「強い力を持った者こそ、謙虚であるべし」ということです。

なぜ強い力を持った者自身が謙虚である必要があるのかといえば、それは「強い力を持った者自身が成功を破壊する存在」だから。強い力を持った者のなかで、バランスをとろうとする力が働くからなのだそうです。成功すればそのぶんだけ、その成功を破壊する力も強くなるということ。そして大きな目標であればあるほど、「影」の部分も大きくなり、破壊する力は強くなるのだといいます。

たとえば成功すればするほど、自惚れたり、まわりを見下して天狗になってしまいがち。しかし著者は、それではもったいないと記しています。なぜなら、成功したうえで謙虚でいれば、多くの人がそれを称賛し、さらなる成功をも引き寄せることができるかもしれないのだから。

ただ「成功すること」だけに目線を向けていたのでは、決して本当の成功とはいえない。その成功の表面にある影にも目を向け、対処していかなければいけないという考え方。いわば著者が伝えようとしているのは、自分の成功に対して「短絡的に楽観視しているだけだと痛い目を見るよ」ということ。自身の意識下で「いばる自分」を認識し、自力で抑えることができないと、成功してもすぐ成功を壊してしまうというわけです。(94ページより)

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最終更新:8/14(日) 22:10

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