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金銀銅メダル獲得でも萩野公介は自分に怒り。リオ五輪の競泳終了

webスポルティーバ 8/14(日) 17:50配信

 萩野公介にとってリオ五輪最後のレースとなった、200m個人メドレーで銀メダルを獲得した。その表彰式を終えて記者の前に立った萩野の表情には、怒りの色が浮かんでいた。それは自分に対してのものだった。

【写真】52年ぶりにフリーリレーのメダルを獲得した日本競泳陣

 競技初日の400m個人メドレーでは、自己記録を大幅に更新して金メダルを獲得した萩野だが、3日目の200m自由形決勝では実力を出し切れず、準決勝よりタイムを落として7位。その翌日の800mフリーリレーでは松田丈志や小堀勇気、江原騎士とともに銅メダルを獲得したことで、勢いに乗り200m個人メドレーへ。憧れの存在でもあるマイケル・フェルプスと戦える、待ち望んだレースだった。

 ところがそこには意外な展開が待っていた。前夜の準決勝では第1組で、2種目目の背泳ぎから抜け出し独泳になる展開だったものの、第2組でフェルプスやライアン・ロクテ(アメリカ)、ティアゴ・ペレイラ(ブラジル)が好記録を出し、彼らに遅れをとる4番通過で決勝は6レーンに回った。

 そして決勝でも、平井伯昌コーチが「リレーが終わって昨日から泳ぎがちょっと重くなり、午前中に休んでも戻らなかったので心配していました。高地合宿の終盤から、背泳ぎとバタフライのスピードが上げられなかったのも気になっていました」と言うように、最初のバタフライは少し重い感じでスピードが乗らず、3位で通過した。

 もうひとつの不安要素だった次の背泳ぎもいつものように伸びず、追い上げてきた藤森太将にもかわされて5位でのターン。それでも最後の自由形では萩野らしい追い上げを見せて2位に上がり、銀メダルを獲得したが、タイムは自己記録より遅く、優勝したフェルプスには大差をつけられていた。

「タイムは遅いので、それ以外何もいうことはないと思います。スピードが出ていなかったことが原因だと思いますが、やっぱり強さが足りないというのはすごく思いました。それは肉体的にもそうだし、精神的にもそうだと思います」

 萩野は記者から質問を受けると一瞬考え、自分に言い聞かせるかのようにひとつひとつの言葉を口にした。

「フェルプス選手は僕の永遠の目標であり、永遠のスターです。そんな彼ともう少しいい勝負をする準備や、そうでありたいとずっと思ってずっとトレーニングを積んできたので、それができなかった悔しさというのがすごくあるし、自分の実力不足がその最大の要因だと思っています」

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最終更新:8/14(日) 17:50

webスポルティーバ

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