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「出場機会の少ない選手のために」ニューバランスチャンピオンシップの意義

webスポルティーバ 8/14(日) 19:20配信

 今年が開催元年となったサッカー大会、ニューバランスチャンピオンシップ。その皮切りとなるU-13大会(7月23日~25日)が静岡県の時之栖(ときのすみか)スポーツセンターで行なわれた。中学1年生を中心とした全国24チームが激戦を繰り広げ、埼玉県の街クラブであるFC LAVIDAが初の栄冠を手にした。

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 U‐13大会に続き、今月には大阪のJ-Green堺でU‐12大会(8月15日~17日)とU‐11大会(8月17日~19日)が、9月には再び舞台を時之栖に移し、U‐16大会(9月17日~19日)が行なわれる。ニューバランスチャンピオンシップでは出場する選手の年代が絞られているのが大きな特徴だが、その理由について、大会を主催するニューバランスジャパン・マーケティング部の酒井崇光氏はこう語る。

「各チームで出場機会が少ない選手たちに、全国レベルの大会を経験してもらいたいというのがこの大会の趣旨です。U‐13大会に出場した選手たちもかなり力はありましたが、それでも上級生を差し置いてレギュラーになるのは難しい。それは、U‐16大会の主役となる高校1年生も同様です。それぞれ3年生がチームの中心となるなかで、いかに下級生を育てるかというのが、大事なことだと思います。

 小学生についても、早いうちから高いレベルを体感してもらうために、U‐11、U‐12大会を設けさせていただきました。毎年1月に行なわれる全日本少年サッカー大会に向けて、小学5年生から全国のいろんなチームが見られると同時に、遠征で何が必要なのかを”予習”することもできる。その経験を6年生、さらにその先の大会につなげてほしいです」

 選手育成のため、「経験の積み重ね」を強調する酒井氏。数年で終わるのではなく、長く大会を継続していくためには、大会のレベルを高く保つことが不可欠となる。

「その点においては、先月行なわれたU‐13の大会は充分に全国レベルに達していたと思います。選手のプレーの質は高かったですし、各チームとも監督が帯同して、真剣に取り組んでくれているのが本当に素晴らしかった。

 主催者である我々も、選手たちが本気で頑張れる環境を作ることを心がけました。その一環として取り組んだのが、決勝まで進んだ2チームに提供される、データスタジアムさんの試合データ。プロチームでも使用されているデータを見ながらプレーを振り返ることで、出場した選手たちは”子ども”ではなくて”一人前の選手”として扱われていると実感できる。出場機会の少ない選手たちにとって、大きな自信になるんじゃないかと思うんです」

 すべては、サッカーをする子どもたちのために。そんなニューバランスの思いに賛同し、大会実現に尽力したひとりが、株式会社時之栖のスポーツセンター長を務める阿山恭弘氏だ。

「あくまで、子どもたちに有益なものであればということで協力させてもらいました。大会に参加するほかのチームを見るだけでも自分たちに足りないことを発見することができますし、これから大会が認知されていくことで、全国のチームの目標にもなる。そういった目標が増えることは、サッカー界全体のレベルの底上げにもなりますからね」

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最終更新:8/15(月) 14:36

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