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香川、今季初の公式戦はトップ下で先発か。指揮官からの厚い信頼、中心選手としてチーム牽引へ

フットボールチャンネル 8/14(日) 13:00配信

早くもブンデスリーガが幕を開ける。リーグ戦に先立ち、14日にはスーパーカップが行われる。バイエルン・ミュンヘンと対戦するボルシア・ドルトムントは香川真司の先発が濃厚。テストマッチの意味合いが強い一戦ではあるが、チームとしても個人としても重要な試合となる。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

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今季初のタイトルマッチも両雄の仕上がりは悪く…

 結果は問題ではない。2016年8月14日、ボルシア・ドルトムントはホームに昨季王者バイエルン・ミュンヘンを迎える。16/17シーズンで最初の公式戦となる、ドイツ・スーパーカップだ。

 タイトルが懸かった公式戦だが、実質的にはプレシーズンマッチの意味合いが強い。EUROに参加したゲッツェ、シュールレ、バルトラ、ゲレイロ、バイグルらは1日に合流したばかりで、まだまだドルトムントはチームを作っている段階だ。

 3日から10日にかけてのスイス合宿中に行われたサンダーランド戦、ビルバオ戦を振り返っても、選手間でチーム・コンセプトを共有できておらず、新加入選手の融合に四苦八苦している。

 バイエルンについても、似たようなことは言えるだろう。現段階で新加入選手はフンメルスとサンチェスのみだが、監督がペップ・グアルディオラからカルロ・アンチェロッティに代わった。そして上記2名も含め、ノイアー、ミュラー、レバンドフスキらEURO参加組がチームに合流したのは5日のことである。スーパーカップの9日前だ。

 アンチェロッティは前任者ペップの仕事を否定せず、路線の継続を明言している。プレッシング、ゲーゲン・プレッシングを基本とするコンセプトの抜本的な変化はないのだろう。手堅いカウンターといった、ちょっとした味付けに留まるのではないだろうか。

 しかし、怪我の影響でロッベン、リベリー、ボアテングら7名の欠場が確定している。ドルトムントとは対照的に、選手の不在によって方向性の共有に至っていない。

トゥヘルの信頼を得ている香川。先発濃厚

 ビルバオ戦の後でドルトムントのトゥヘル監督は「日曜日の試合にあまり高望みしないほうがいい」と語った。ドルトムントとバイエルンの両チームにとってスーパーカップは、新シーズンに向けた準備を進める上で、“重要なテストマッチ”なのである。

 スーパーカップのバイエルン戦で、香川真司は先発となるだろう。7月9日からチームに合流して、オーストリア、スイスと2度の合宿、その間の中国ツアーにも参加している。合流してからのテストマッチでは、深センでのマンチェスター・シティ戦を除く5試合で先発した。

 オフにしっかりとコンディションを整えてきた香川に対する、昨季の終盤に復調で取り戻したトゥヘルからの信頼は揺らいでいないようである。昨シーズンの後半戦に一時期、ポジションを争ったライトナーはラツィオに放出となった。新加入選手が多い中で、トゥヘルのコンセプトを知る香川は、年齢的にも重要な存在と言えそうだ。

 香川はトップ下もしくはインサイドハーフでの起用となるだろう。スイス合宿中に行われた4日のサンダーランド戦と9日のビルバオ戦では、連日のハードなトレーニングによる疲労の影響か、精彩を欠いた。

 しかし、7月のテストマッチでは、スプリントを活かして何度もエリア内に飛び込んでいる。リカバリーの具合にもよるが、マンチェスター・ユナイテッド戦でのカストロによる先制の場面で見られたような、どんどんゴール前に飛び込むようなプレーが、バイエルン戦でも求められそうだ。

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最終更新:8/14(日) 21:40

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