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遺恨を残したネイマールのラフプレー ブラジルとコロンビアの両軍監督も舌戦を繰り広げる

Football ZONE web 8/14(日) 21:16配信

リオ五輪準々決勝の前半40分、ネイマールのファウルをきっかけに乱闘モードに

 リオデジャネイロ五輪男子サッカーで悲願の金メダル獲得を目指すブラジル代表は、現地時間13日のコロンビア戦を2-0で勝利し4強進出を決めた。ただ、この試合で先制点を挙げたFWネイマールのファウルを巡る乱闘について、両軍指揮官が試合後に舌戦を繰り広げたと、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

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 試合は前半9分に、ジェズス、そしてネイマールが立て続けに倒されて小競り合いが起きるなどいきなりヒートアップ。しかし、そこで得た直接FKでネイマールが意地を見せる。ゴール正面やや左25メートルの位置から右足を一閃すると、ボールはコロンビアの壁の間隙をぬってゴール左隅に吸い込まれた。

 エースの一撃でスタジアムは歓喜に包まれたが、その後はファウルお構いなしで激しく削るコロンビア守備陣の対応に異様なムードとなる。そして同40分、問題のシーンは起きた。コロンビアMFアンドレス・ロアを激しくチェックしたネイマールに対し、コロンビアイレブンが激怒。両チームの選手が乱闘モードに突入し、控え選手もピッチ上に入り乱れる大荒れの展開となった。

 後半も激しい球際の競り合いが続くなかで、同38分にFWルアンのミドルシュートが突き刺さりブラジルが勝利をものにした。しかしヒートアップしたのは試合だけでなく、その後に行われた監督会見でも同様だったようだ。コロンビアの指揮官を務めるカルロス・レストレポ監督は、以下のように不満を露わにした。

「ネイマールは退場すべきだった」

「私が見たところ、ネイマールは退場すべきだった。論争を巻き起こしたくない。しかしこの試合はショー、オリンピックで国を尊重しなければならない。ネイマールが偉大な選手であることはなんの疑いもないが、尊重を欠いた」

 乱闘の発端となったネイマールが警告に終わったことを、レストレポ監督は名指しで非難した。一方でブラジルのロジェリオ・ミカーレ監督は、その発言を真っ向から否定している。

「彼も人間だ。すべてのことをコントロールすることはできない。彼は決して挑発に負けなかった。キャプテンとして試合をけん引した。それはとてもエモーショナルだった」

 ネイマールにとってコロンビアは、A代表とU-23代表でカテゴリーが異なるとはいえ、因縁の相手だった。2年前のブラジル・ワールドカップ準々決勝では相手DFファン・カミロ・スニガに後ろから膝蹴りを食らい、脊椎骨折でチーム離脱の憂き目に遭った。その1年後のコパ・アメリカでの再戦では、ネイマールが相手選手にボールをぶつけて出場停止になった過去がある。

 それゆえに感情をぶつけるような乱戦となったが、ネイマールを筆頭に両国間に新たな火種をもたらす試合となったのは間違いない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:8/14(日) 21:35

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