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仕事を先延ばしにすると臓器が痛み死期が早まることが証明される

HARBOR BUSINESS Online 8/14(日) 9:10配信

 過労死の被害が増え続けています。厚労省の統計によれば、長時間の労働が原因で死んだ人の数は、過去10年で10倍にもなったとか。この状況に対し、厚労省は「過労死」と認定される基準を明確にさだめています。その時間は「1ヶ月平均80時間以上の残業」というものです。

 つまり、午後9時~5時までが定時のサラリーマンの場合は、平日に午後10時までの残業をし続けたら過労死ラインを超えてしまうことに。この程度の基準なら、すでに余裕でオーバーしている方も多いんじゃないでしょうか。

 しかも、これはあくまで「過労死」のライン。実際のところは、そのだいぶ前から確実にサラリーマンの寿命は縮まっています。

◆週の労働時間が55時間以上で脳卒中リスクが33%上昇

 2016年6月、ロンドン大学から「労働時間と病気」の関係をチェックした論文が2本出ました(1,2)。働き過ぎがカラダに悪いのは常識ですが、それでは「具体的にどれだけ働くとヤバいのか?」を調べあげた内容になっています。

 まず1本目の論文は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの国から約60万人分のデータを集め、「労働時間と心疾患」の関係を8年半にわたって追跡調査したものです。その結果は以下のようになりました。

・週の労働時間が40時間までなら健康への影響はなし

・週の労働時間が41~48時間になると、脳卒中のリスクが10%高まる

・さらに週の労働時間が55時間を超すと、脳卒中リスクが33%、心疾患リスクが13%高まる

 なんと、安全ラインは1日8時間の労働を週に5日まで。この基準を超えて少しでも超えた時点から、脳卒中のリスクが高くなっていくのです。もはや大半のサラリーマンには不可能なラインでしょう。わたしも、この数字を見たときは絶望的な気分になりました。

 続いて、もう1本の論文も見てみます。こちらは、ヨーロッパやアメリカにくわえて日本人のデータ約22万件もふくめたうえで、「労働時間と糖尿病」の関係を7年半にわたって追跡調査しています。その結果は以下のとおりです。

・週の労働時間が33~40時間までなら健康への影響はなし

・週の労働時間が55時間を超すと糖尿病リスクが30%高まる

 こちらも、週に40時間の労働が基準になっています。どうやら、厚労省の過労死ラインよりもはるかに下の段階から、サラリーマンの寿命は短くなっていくようです。

 乱れた食事や運動不足など、働き過ぎで寿命が縮む理由にはいろいろありますが、なかでもダメージが大きいのはやはりストレスです。

◆「仕事の先延ばしストレス」が臓器を破壊する

 それも、近年の研究によれば、単純に仕事が多いことによるプレッシャーよりも、ダラダラと作業を後まわしにしてしまう「先延ばし」のストレスのほうがカラダに悪い可能性が大(3)。「先延ばし」が寿命を縮めるメカニズムは、以下のようなものです。

1.仕事をダラダラと先延ばしすると、あせった脳が「なにも進んでいないじゃないか!なんとかしろ!」とパニックを起こす

2,脳の司令を受けた内分泌系が、ストレスホルモンを大量に吐き出す

3.ストレスホルモンのせいで心拍数があがり、さらに気持ちがあせり始める。やたらと心臓がドキドキするので、人によっては不安やうつ症状が出てしまうことも

4,ストレスホルモンの暴走により免疫システムも狂いはじめ、心臓や肝臓を傷めつけ始める

 つまり、「先延ばし」のストレスによってホルモンの連鎖が生まれ、結果として大事な臓器がダメージを受けちゃうわけですね。仕事のプレッシャーで心臓がドキドキし始めたら、それはカラダが壊れ始めたサインかもしれません。

 この問題を解決するには、とにかく1ミリでもいいから仕事を前に進めることです。

・たまったレポートを100文字だけ書いてみる

・顧客に1本だけ電話をかける

・5分だけ在庫のチェックをしてみる

 これぐらいのレベルで構いません。ハーバード大学が行った大規模な研究により、どんなに小さな前進でも、仕事のストレスは激減することがわかっているからです(3)。どうにかして「先延ばしのストレス」を回避してください。

 もちろん最終的には労働時間を減らすのがベストですが、そう簡単にはいきませんからねぇ…。

<文/Yu Suzuki 写真/ぱくたそ >

月間100万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」(http://yuchrszk.blogspot.co.id/)管理人。「120歳まで生きること」を目標に、日々健康維持に励んでいる。アンチエイジング、トレーニング、メンタルなど多岐にわたり高度な知見を発信している。NASM®公認パーソナルトレーナー。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。

1.Mika Kivimäki, et al. “Long working hours and risk of coronary heart disease and stroke: a systematic review and meta-analysis of published and unpublished data for 603 838 individuals”“Long working hours, socioeconomic status, and the risk of incident type 2 diabetes: a meta-analysis of published and unpublished data from 222 120 individuals”

2.“What Happens Inside Your Body When You Procrastinate”

3.Teresa Amabile“The Progress Principle”

「パレオな男」の快適ビジネスヘルスハック 第13回

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:8/14(日) 17:34

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。