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薬局でもらえる!超オシャレなフリーペーパーって?

東京ウォーカー 8/15(月) 21:30配信

表紙を一見すると、デザイン系の雑誌や、カフェで配られているフリーペーパー風。でも実はこれ、調剤薬局で無料配布されている、いたってまじめな予防医療啓発マガジンなのだ。ぱらぱらめくると、インパクトのあるグラフィックでわかりやすく病気(未病)が説明されている。こんなに面白くて、おしゃれで、無料ってどういうこと?! 全国317店舗を展開するアイセイ薬局が発行する、ヘルス・グラフィックマガジン編集長の岩崎朋幸さんに聞いた。

グラフィックを大きく使ったデザインは、予防医療啓発マガジンには思えないほどおしゃれ

「患者さまに選ばれる薬局になりたいという考えで、社内のチームで制作しています。患者さまは、病院の出した処方箋があれば、全国どの薬局でもお薬を受け取ることができますよね。そのなかでうちを選んでもらうために、患者さまの利益になることをしようということでこのマガジンはスタートしました。

そもそも薬局で配られる、健康がテーマのフリーペーパーなんて、みなさん期待していないでしょう。それに薬局に来るのは、体調の悪い人がほとんど。そんな人たちに関心をもって読んでもらうために、デザインに工夫をしてインパクトある誌面を作っています。たとえば表紙については、制作チーム全員でアイデアを出しあって、だいたい1号あたり150もの案から選んでいるんですよ。

もちろん内容に関しても、エネルギーを注いでいます。いろいろな情報が載っているとわかりづらくなるので、24Pまるごと1つのテーマで統一。ちょっと検索すればわかる情報が載っていても、意味がありませんよね。みなさんが知らない情報をひとつでも多く載せたいと思い、積極的に最新の知見を取り入れています」

編集長は、取材のために全国の大学や病院を駆け回っているのだとか。たとえば最新号「アトピー性皮膚炎」のステロイド特集では、ステロイドへのネガティブなイメージを払しょくしようと、ジャーナリストばりの裏付けを行っている。この編集長の熱意によって、2010年に創刊されたこのマガジンは、いまや年間60万人に読まれる冊子に成長したのだ。

「日本は年間40兆円もの国民医療費を抱えているのに、学校の授業で健康医療のことを学ぶ機会はほとんどありませんよね。だからこそ、薬局をただの『お薬交換所』ではなく、予防医療を学ぶ場所としても活用してほしいと思っています。アイセイ薬局では、薬局がオフの日に子どもの薬剤師体験イベントや、健康チェック相談会などを開催しています。体調が悪いときではなく、元気なときに薬局に来てもらって、健康のことを考えてもらえれば」

今後は、このヘルス・グラフィックマガジンはアイセイ薬局に限らず、全国のクリニックや調剤薬局でも入手ができるようにしていきたいのだという。アイセイ薬局のフリーペーパーなのにどうして?と思うかもしれないが、岩崎さんによれば、予防医療啓発の拠点として調剤薬局全体を活性化させていきたいからということだ。近い将来近所の薬局を訪れるときには、チェックしてみてはいかが?

最終更新:8/15(月) 21:30

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