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奈良発・県立進学校の"理想的な教員"、女子更衣室を盗撮して児童ポルノ製造機に

週刊女性PRIME 8/15(月) 11:00配信

 高校に侵入し、女子高生の制服などを盗んでいたお笑いコンビ、元キングオブコメディの高橋健一被告は逮捕後、「都立高校は入りやすかった」と供述していたが、勤務している学校であれば、校内をわが物顔で闊歩できる。

「今年は3年生のクラス担任で社会科を担当していました。生徒も彼を慕っていましたから、事件に関しては"信じられない"といった様子です」

 地元で進学校として知られる奈良県立奈良北高校の校長は、わいせつ事件発覚後の校内の様子をそう振り返る。

 6月25日、奈良県生駒市にある同校の教諭、梅景雄己容疑者(30)は盗撮目的で勤め先の女子更衣室に忍び込み建造物侵入の疑いで逮捕された。

 犯罪を疑われない立場を悪用したと思われる梅景容疑者は、6月17日、運動部の生徒らが使用する女子更衣室と、内科検診が近々予定されていた会議室に侵入し、盗撮用のカメラを設置した疑いがもたれている。学校関係者が室内の棚に置かれていた小型カメラを発見して警察に通報。犯人があっけなく割れたのは、仕掛けられたカメラの映像に、梅景容疑者が映っていたから。

 動機は「女子生徒の着替える姿や裸を盗撮した画像を見て、自己の性欲を満たしたかった」からだという。

 余罪も、自宅に大切に保管していた動画から足がついた。

 女子トイレ内を盗撮した動画(1月16日撮影)が発見され、児童ポルノを製造していたことが判明。7月15日に、盗撮と児童ポルノの製造の罪で再逮捕された。

 裏の顔が最悪なぶん、それを疑わせないためだったのか表の顔は"理想的な教師像"そのものだったという。

「講師から試験を受けて教員になり、うちに来て4年目でした。まじめで、生徒と一緒に頑張るという姿勢で、指導も熱心でした。悪い評判もまったくありませんでした」

 と校長は驚きを隠さない。

 夜遅くまでひとり職員室に残り、授業の研究をしている姿も目撃されていた。同僚との人間関係も円滑そのものだったという。校長が続ける。

「野球経験者ということもあり、野球部の部長も務めてもらっていましたが、部員たちも"信じられない"といった様子です。夜遅くまで練習に付き合っていましたしね」

 授業の準備や部活で夜遅くまで……。教え子を"JK"とみなす裏の顔になるのは、その後だったのか。

 学校は事件後すぐ、生徒の心のケアに動いたという。

「ストレスチェックやカウンセリングも行いました。影響がすぐに出る生徒もいますし時間がたってから出る子もいるので、ずっと気配りはしていきます」と校長。事件が報道された翌日には約1時間、保護者説明会も開いた。

「"先生方もストレスがたまっているんじゃないのか""なぜわからなかった"といった厳しいご意見から"もう1度、学校を作り直してほしい"という励ましのお言葉もありました」

 事件後1~2日休んだ女子生徒もいたが、長期欠席者はゼロ。野球部は、県大会に出場することができた。

 記者が梅景容疑者の自宅を訪ねてみると、冷房をつけているのか室外機が回っている。しかし呼び鈴を鳴らすも、本人が出てくることはなかった。傷つけてしまった生徒たちの心に、彼はどう向き合っていくのだろうか。

最終更新:8/15(月) 11:00

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