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リオ五輪、オメガ公式計時の役割を知っていますか?

VOGUE JAPAN 8/15(月) 21:30配信

ヒーローと記録誕生の感動的瞬間を支えるオリンピックのオフィシャルタイムキーパー(公式計時)。リオではオメガ(OMEGA)がその大役を担っていますが、実際どんなものかご存知ですか? 単にタイムを計るだけではない、知られざるその役割をご紹介します。

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水泳は、アスリートがゴールタッチすれば、瞬時にタイムが記録される。

アスリートがゴールタッチすることで、タイムが瞬時に記録される現在の競泳計時システム。これは、プールの各レーンの端に、センサーを内蔵したパネル「タッチパッド」が設置されているためです。このタッチパッド、水圧には反応せず、アスリートがかける1.5~2.5Kg の圧力を信号として捉える仕組みに。つまりタイムは、アスリートが自らの手で止めているというわけです。

ちなみにこのタッチパッド開発のきっかけは、1960年のローマ大会。男子100M自由形決勝で、1位の判定をめぐり審判員が真っ二つに分かれたことから、オメガはこの開発に着手したといいます。ところで万一タッチパッドに触れ損ねたら? 大丈夫、毎秒100枚の画像を撮影する、高速カメラがバックアップ。

他にも、各選手の残りラップ数をプールの底でカウントダウンしてくれる「ラップカウンター」、世界記録ラインを競泳プール上に描く「ヴァーチャル・レコード・ライン」など、TV観戦でもお馴染みのシステムも、オメガは開発しています

1932年ロサンゼルス大会で投入されたのは、わずか30個のストップウォッチだった。

1932年のロサンゼルス大会で、オメガが初めて公式計時を任された時、全種目の計時に必要とされたのは、わずか30個のストップウォッチだったと言います。オメガは、ヌーシャテル天文台がクロノメーターとして認定した30個の高精度クロノグラフ(ストップウォッチ)を、たった一人の計時担当者が携え大会に臨みました。

それから84年。今大会では前述の「タッチパッド」はもちろん、高画質で毎秒最高1万枚もの記録が可能な写真判定カメラ「スキャン・オー・ビジョン・ミリア」などさまざまな計時機器が投入され、それら総重量は数百トンに及ぶのだとか。

アスリートが自らの限界を超えて記録を打ち立てていくように、計時機器やそのシステムも日進月歩。選手の活躍や記録の更新にワクワクしながら、そんなところにも目を向けてみると、オリンピック観戦も一層楽しくなるかもしれません。

Junko Hirose

最終更新:8/15(月) 21:30

VOGUE JAPAN

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