ここから本文です

〈HOUSE VISION 2〉、決定版リポートをお届けします!

Casa BRUTUS.com 8/15(月) 21:20配信

家づくりだけでなく街づくりのヒントになるアイデアが満載の展覧会がスタートしました。

住み心地のいい家はもちろん、使い勝手のいい都市や建築が生まれそうで、わくわくします。パワーアップした展覧会〈HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION〉のリポートです!

建築家やデザイナー、企業、研究者、行政などさまざまな人々が未来の住宅について考える〈HOUSE VISION〉。シンポジウムや研究会など活動の成果をお披露目する展覧会が青海の特設会場で開かれている〈HOUSE VISION 2016 TOKYO EXHIBITION〉だ。2013年の第1回に続いて3年ぶり、2回目の開催となる。

この展覧会の楽しみは、自分たちでは思いつかなかったけれどこれは便利! と気づかせてくれるアイデアに出会えること。たとえばヤマトホールディングス×柴田文江の〈冷蔵庫が外から開く家〉は、宅配便ボックスを住宅の壁に埋め込んで中と外の両方から開くようにしたもの。

その箱に冷蔵機能をつければ“冷蔵庫が外から開く”ようになるわけだ。セキュリティは暗証番号や生体認証で行う想定になっている。不在時の荷物受け取りだけでなく服のクリーニングサービスのやりとり、庭でバーベキューをするときのドリンクや食材の取り出しなどさまざまなシーンに応用できる。

もう一つ、設備系でユニークなアイデアを見せてくれるのがLIXIL×坂 茂の〈凝縮と開放の家〉。通常は水が自然に流れるよう、給排水パイプは床下に設置することが多いが、LIXILはポンプを内蔵して給排水システムを天井近くにまとめることでキッチンやバスルームなどの水まわりを部屋のどこにでも配置できるシステムを生み出した。水まわりは生活する上で必須の機能。上下水道と電気という基本的なインフラがあればどこでも住めることになる。

坂 茂が多くの作品で取り入れているシャッターによる開口部にも注目だ。窓が全面オープンになる開放感は実に爽快。液晶ガラスを使っていて、スイッチをオン・オフすることで磨りガラスのように不透明にしたり、普通のガラスのように透明にもできる。

1/3ページ

最終更新:8/15(月) 21:20

Casa BRUTUS.com