ここから本文です

金髪美女の誘惑にご用心! 村外れの屋敷に巣食うカルト教団の罠

Wedge 8/15(月) 12:20配信

[フランス中西部Le Puyからスペインの聖地Santiagoを経てMuxiaまで]
(2015.4.22-7.16 86days 総費用37万円〈航空券含む〉)

“上を向いて歩こう♪”

 5月27日 道標が聖地サンチアゴまでの距離が953kmを示していた。早朝から32km踏破、午後2時過ぎ丘の上に家が並んでいる人口1000人足らずのアルザック・アラジーゲ(Arzacq-Arraziquet)に到着。初めて雪を被ったピレネー山脈を遠望。ピレネーの向こうはスペインだと思うと心が躍る。

 5月29日 32kmを歩いて豊かな川が流れるナバランクス(Navarrenx)に到着。前日の宿の主人が電話連絡していたので慈善宿の代表は日本人が来るからとサプライズ料理を準備しているという。慈善宿がどういう財団の援助で運営されているのか分からないが施設全体に絵画や彫刻が溢れておりインテリアも凝っていて施設全体からアートが漂っている。慈善宿の代表と手伝い(hospetarian)の青年は巡礼者達との交流が大好きという雰囲気を醸し出しており10人ほどのゲストは心のこもった歓待に感激。

 トマトサラダにはチーズで“日の丸”と“日本”が描かれていた。スープ、魚のメインディッシュ、手製ケーキのデザートと豪華。冷え込んできたので暖炉に薪をくべる。食後は暖炉を囲んでソファーで寛ぎながら代表が歌い、手伝いの青年がギターで伴奏するシャンソン・タイムだ。代表がフランス語で声を掛けるとゲスト全員が代表に唱和して合唱となった。しばしば巡礼宿で聞く古来から伝わる「サンチアゴ巡礼のテーマソング」である。

 代表から「日本からのゲストのタカにせっかくの機会なので日本の歌をリクエストしたい」と声を掛けられた。全員が期待して拍手をする。どうしてもこうした席では何かパフォーマンスをしないと引っ込みがつかない。日本の歌のリクエストは巡礼を始めてから3度目である。定番の“上を向いて歩こう♪”にした。

 巡礼道を歩くときに“空を見上げて歩けば希望が見えてくる。悲しみが去って幸せがやってくる”とか適当に歌詞の意味を翻訳して紹介した。大きく手を振り足を上げて歩くジェスチャー付きで歌うと全員が面白がってかなり盛り上がった。お陰ですっかり赤ワインの酔いが回ってしまった。

1/3ページ

最終更新:8/15(月) 12:20

Wedge

記事提供社からのご案内(外部サイト)

月刊Wedge

株式会社ウェッジ

2016年12月号
11月19日発売

定価500円(税込)

■特集 クールジャパンの不都合な真実
・設立から5年経過も成果なし 官製映画会社の〝惨状〟
・チグハグな投資戦略 業界が求める支援の〝最適化〟
・これでいいのかクールジャパン

Yahoo!ニュースからのお知らせ