ここから本文です

東京結婚式明細:ケチると後が恐ろしい。遠方ゲストに必須の「お車代」事情

東京カレンダー 8/15(月) 5:20配信

理想的な結婚を、適齢期にした沙織。

誠実で、外見も稼ぎも良い夫と安定した結婚生活を送る。

【この記事の全ての写真】

今回は、大阪に嫁いだ友人の結婚式に、朋子と出席する。そこで直面したトラブルとは...?

前回 vol.15:有名ブロガーの花嫁。自己プロデュースを最優先した式の実態とは?

東京とは一味ちがう、派手で賑やかな結婚式

「あんたは本当に小食よねぇ。コーヒーだけなんて、信じられないわ。」

大阪へ向かう新幹線の中、今半のすき焼き弁当を頬張りながら朋子が言った。私にとっては、朝8時からすき焼きを食べる女の方が信じられない。

今日は、友人の文香の結婚式だ。東京生まれ東京育ちの彼女だが、大阪で老舗の飲食店を経営する家へ嫁いだため、結婚式は大阪の某大手外資系ホテルで挙げることとなった。私たちはそれに参加するのだ。

「明日、USJに寄って帰ろうよ。私、あの逆向いて走るジェットコースターが好きなのよ。」

この暑い中、朋子と二人で遊園地など冗談でない。絶対に行かない。しかし朝から朋子に抗議する気も起きず、私は朋子を無視してコーヒーを啜ったが、すき焼き弁当の匂いには胸焼けがした。



ホテルの待合場所は、人で溢れ賑やかだった。

「文香の旦那のレストランは、関西だとそれなりの店舗数があって有名なのよ。きっとかなりお金持ちよ。」

朋子の言う通り、大阪の商売人という新郎一家の迫力は見物だった。

何よりも、新郎の母親の留袖は見たことのない豪華さで、手元の指輪や時計などのアクセサリーは圧倒されるほど光り輝いている。少々キツい顔立ちには派手なヘアメイクが施されており、日頃から手入れを欠かさないであろうことが一目で見て取れた。

父親も大柄な海坊主を思わせる威厳のある男で、袴姿が板につき過ぎている。その他親族も、派手な着物に変わり種のバーキンを合わせていたりと、関西の金持ちは派手で面白い。

関西の結婚式は初めてだったが、東京の厳かではあるがシンと静まり返った空気感とは違い、私にとっては新鮮だった。

1/3ページ

最終更新:8/15(月) 5:20

東京カレンダー

記事提供社からのご案内(外部サイト)

東京カレンダー

Tokyo Calendar.Inc

2017年1月号
11月21日発売

定価800円(税込み)

RESTAURANT OF THE YEAR 2016
年末飲まずにいつ飲むの? 泡酒Award 2016

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。