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あの大ヒット商品を生んだのは「おしゃべり」だった!その驚愕の効能とは?

Business Journal 8/16(火) 6:03配信

「日本企業には優れた技術があるが、マーケティングのノウハウがないために海外企業に負けてしまう」という解説がよく聞かれ、書店にはマーケティングに関する書籍があふれている。また、マーケティングと聞くと華やかな職種というイメージも強く、就職活動中の学生の間にも志望する向きが多いようだ。

 本連載前回記事では、マーケティングにおける「Product」(製品)の「満足の束」について説明したが、今回は、その製品が生まれるまでの「アイデア発想法」について、立教大学経営学部教授の有馬賢治氏に解説してもらった。

●ブレストの方法

――何か新しいアイデアを出さなければならないとき、どんな方法で考えを練ればいいのでしょうか。

有馬賢治氏(以下、有馬) 企業活動において昔から採用されている新製品開発のためのアイデア発想法のひとつに、アレックス・オズボーンが開発した「ブレイン・ストーミング(ブレスト)」というものがあります。これはその名の通り集団で思考、発想することで“脳に嵐を起こす”会議方式のひとつで、既成概念にとらわれない新しいアイデアを生み出すことに効果的であるといわれています。

――具体的にどのような内容なのでしょうか。

有馬 ブレストには、守るべき4原則があります。まずひとつに、出された意見に対して「批判をしてはいけない」ということ。意見を制約してしまうと発言者が委縮して意見が出づらくなってしまうので、どんなアイデアでも批判はもちろん、笑ったりしてもいけません。もうひとつの原則である「突飛なアイデアを歓迎」することが、ブレストでは大切なのです。思いつくままに発言ができる雰囲気をつくることで、斬新なアイデアは生まれやすくなるものですから。

――確かに、頭ごなしに意見が否定されてしまう会議は、世の中にはたくさんありそうですね。

有馬 数が多いほど有益なアイデアになる確率が単純に高くなるので、斬新な発想を生み出すためには多くの意見が必要なのです。そこで、もうひとつの原則である「量を重視する」ということも念頭に置きましょう。そして最後の原則は、出てきた他者のアイデアに便乗する「連結、削除も可」ということです。これも集団会議ならではの思考法ではないでしょうか。これら4つの原則を守って意見を出し合うのです。アイデアを黒板に書き出したり録音したりして、内容の整理は後まわしにすることも忘れてはならない点ですね。

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最終更新:8/16(火) 6:03

Business Journal

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。