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内村航平は「史上最高」 コマネチさんもついに認める「議論は終わった」

THE ANSWER 8/16(火) 10:54配信

ライバルから見た内村航平、「あまりに別格」

 リオデジャネイロ五輪の体操男子個人総合で連覇を達成した内村航平(コナミスポーツ)。一時はオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)にリードを許しながら、最後の鉄棒で大逆転。2大会連続の金メダルは1968年、72年の加藤沢男以来、44年ぶりの快挙となった。

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 2大会連続の五輪制覇。世界選手権を含めると個人総合を8年連続で制した内村をライバルや関係者はどう見たのか。

 仏高級紙「ル・モンド」は「コウヘイ・ウチムラ、あるいは器具上の芸術」とレポートし、その中でフランス代表のアクセル・オーギスのコメントを紹介している。

 同選手は「史上最高の体操選手。ウサイン・ボルトかテディ・リネールに近い存在。マシーン。技術的には盤石であまりに別格」と称賛。ボルトは陸上男子100メートルで史上初の3連覇の快挙を成し遂げ、リネールは柔道男子100キロ超級で五輪連覇を達成しており、内村はそれほど突き抜けた存在だということなのだろう。

 また、同選手は「大会ではウチムラは全てを見せていない。さらに難易度の高い動きができるが、危ない橋を渡ることは好まないようだ。彼のトレーニングを見ているから言えることだ。鞍馬や床でね」と分析しており、そんな底知れない力を秘める内村を同紙も「ロア(王様)」と称えている。

 また五輪の公式サイトでは元体操女王のナディア・コマネチさんが最大級の賛辞を贈っている。

コマネチさん「最後の種目で披露した内容は本当に、本当にアメージングだった」

 記事によると、2012年のロンドン五輪で個人総合金メダルに輝いた際はコマネチさんは「彼を最高と称賛するには時期尚早だと考えていた」という。だが、今大会で史上4人目の連覇を成し遂げた後は「議論は終わった」と語り、「ウチムラは史上最高ね」と絶賛したそうだ。

 記事の中でコマネチさんは「あれほど長期間にわたって彼が達成したものを見ましょう。(世界選手権と五輪で)8年も負けがない。それが彼のレガシーだわ」とコメント。さらに0.099点の僅差で決着した決勝を「五輪の体操史上最高の争い」と振り返り、「金を取れる選手が5、6人いた」、「だから、彼は鉄棒でリスクを取る必要があった……そんなプレッシャーの中、最後の種目で披露した内容は本当に、本当にアメージングだった。着地でぴたりと止まって、ほんの少しでもよろめいたら金を失っていたけど、その時はいまだに彼が史上最高かどうか議論していたでしょうね」と語っている。

「彼の体操はアメージング。時には彼の出来栄えを見て、そこに欠陥がさっぱり見当たらないことがあるわ。一つもね」とも評しているコマネチさん。“白い妖精”と称えられた元女王の目から見ても、内村の演技は文句のつけようがないようだ。

 団体総合でも日本を金メダルに導く活躍を見せた27歳。その圧巻の演技にいまだ称賛の声は鳴りやまない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/16(火) 14:23

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