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は、はしりながら笑ってる……ウサイン・ボルトが五輪で見せた余裕の笑み

GQ JAPAN 8/16(火) 22:48配信

リオデジャネイロ五輪の大会9日目、8月14日に陸上男子100mの準決勝が行われ、今大会で最も注目を集めるアスリートのひとり、ウサイン・ボルト選手が出場。9秒86のタイムで勝ち上がり、決勝でも9秒81の好タイムで金メダルを獲得し、100mで五輪3連覇を成し遂げた。これは史上初の偉業である。

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この写真を撮ったのは、米ゲッティイメージズ(五輪公式フォトエージェンシー)専属のカメラマン、キャメロン・スペンサー。アスリートのポートレートやスポーツ全般を専門とする写真家だ。この瞬間を撮影したときのことを、スペンサーは次のように振り返っている。

「サービス精神旺盛なウサイン・ボルトには毎回驚かされる。3度のオリンピックと2回の世界陸上で彼を撮影してきたけれど、どんな時でも観客を楽しませることを忘れないんだからね。そういうわけで、世界一速い男の一瞬を撮影するためには、撮る側も常に準備万端でカメラを構えていないといけないんだ」

「昨晩、ボルトがパーフェクトなテクニックと大きな歩幅で走りすぎて行く時に、一瞬だけ振り向きながら笑顔をちらつかせたんだ。この“オリンピックモーメント”を捉えるチャンスはほんの一瞬だったんだけれど、僕はボルトが今回も楽しませてくれると思っていたから、ちょうど良い位置で準備万端、しっかり待ち構えていることができていた」

「70メートルあたりで他の選手を追い抜くだろうと予想していたから、シャッタースピードを落としてカメラをパンさせる(振る)ことにしていた。まるで他の選手を弄ぶかのように、いとも簡単に成し遂げてしまうのがボルト。自信満々で天才肌の彼を撮影するのは、僕としても実に楽しみな瞬間なんだよ」

スペンサーが撮ったこの作品は、世界中を駆けめぐった。米テレビ司会者のエレン・デジェネレスは、ボルトがエレンをおんぶしているようにコラージュした画像をTwitterにポスト。2万1000超のリツイートと、約5万3000のいいねを獲得するなど、多くの反響を得ている。

ボルトはこの後、8月16日午後11時50分に男子200m予選に出場(19日決勝)。また、ボルトも走る予定の男子400mリレーは18日に予選、20日に決勝が開かれる。

ボルトはリオ五輪を終えてから、1年ほど様子を見てから引退について考えたい、とのコメントを残している(NHKニュースの報道)。“ライトニング・ボルト”のパフォーマンスとユーモア、しっかりと見届けておきたい。

冨田秀継(GQ)

最終更新:8/16(火) 22:48

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