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たいていの人は運動強度を正しく判断できていない:研究結果

ライフハッカー[日本版] 8/16(火) 23:10配信

ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部 - スポーツ・運動,ニュース・コラム,健康,科学 2014.07.08 10:00 pm
たいていの人は運動強度を正しく判断できていない:研究結果

たいていの人は運動強度を正しく判断できていない:研究結果
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米国政府のガイドラインによれば、私たちに必要な1週間あたりの運動量は、中程度の運動なら150分、激しい運動なら75分だそうです。ところが、学術雑誌「PLOS ONE」で発表された最新の研究結果によれば、私たちのほとんどは、「中程度の運動」というのが体感的にはどのくらいなのか、わかっていないようです。

目標となる運動強度を満たすには、一定のペースで運動しなくてはなりません。その指標のひとつは、運動中の心拍数です。中程度の運動の場合、運動中の心拍数は最大心拍数の64~76%程度になります。さらに簡単に言えば、中程度の運動の最中には「会話はできるけれど、歌うのはムリ」という説明がよく使われます。

ところが、ここで紹介する比較的小規模な研究では、被験者の成人129人のほとんどが、目標の運動強度に達しているかどうかを自分で判断できなかったといいます。米紙「New York Times」に、次のように書かれています。


“この研究では、被験者のほとんどが運動強度を正しく判断できていないことがわかりました。被験者に中程度の運動をするよう指示したところ、(運動中の)心拍数を最大心拍数の65%以上で維持できた人は、ほとんどいませんでした。激しい運動をするよう指示した時に、心拍数を最大心拍数の75%以上に上げられた人は、さらに少なかったのです。

この研究で特に興味深いのは、被験者に「中程度の運動に分類されて、健康上の効果を十分に得られる範囲内で、できるだけ強度の低い運動」をするよう指示したところ、大多数は「だらだら」としか言いようのないペースで歩いた、というエピソードです。心拍数を中程度の範囲にまで上げられた人は、わずか25%程度にとどまりました。残りの人は、のんびり歩いているだけでした(後略)。

この研究を指揮したヨーク大学教授のJennifer L. Kuk氏(運動学)によれば、運動強度を正しく判断できていないと、運動から得られる健康上の効果を過大に見積もってしまう可能性があります。運動強度を正しく判断できているかわからない人は、運動中にこまめに脈拍を測るとよい、とKuk氏は勧めています。脈拍が最大心拍数の約65%を下回ったままなら、運動のペースを上げる必要があるでしょう。”



ですから、「運動をしても、思ったほどの効果が得られていない気がする」という人は、心拍数を細かくチェックして、コツをつかんでいくとよいかもしれません。自分の最大心拍数の目安は、211から年齢の64%にあたる数字を引くなどの方法で算出できます(こちらのカリキュレーターも使えます)。

Individuals Underestimate Moderate and Vigorous Intensity Physical Activity|PLOS ONE

Thorin Klosowski(原文/訳:梅田智世/ガリレオ)
Photo by Joe Hall.

最終更新:8/16(火) 23:10

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