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モンテディオ山形のファンを増やす名案ありませんか

JBpress 8/16(火) 6:00配信

 県内ではほぼ100%の人に知られているが県外の人にはあまり知られていないという名物は意外と多い。例えば山形県では「冷たい肉そば」「冷やしラーメン」「山形だし豆腐」「だだ茶豆」「山形どんどん焼き」「ひっぱりうどん」「玉こんにゃく」などが挙げられるだろう。

 私は玉こんにゃくを以前に聞いたことがあったが、他のものについては山形で教鞭を執るようになるまで知らなかった。もっとも県内に住む学生たちに聞くと、冷やしラーメンくらいはたまに食べるけど、他の物はそんなに頻繁に食べるわけではないという。地元の人は誰もが食べているのかと思うと肩透かしを食らってしまう。

 (1)地元の人たちであればたいてい誰でも知っている。
(2)でも、県外の人たちにはあまり知られていない。
(3)ただし、地元の人たちが日常頻繁に食べるかといえば必ずしもそうでもない。

 これはどの土地にもあることだろう。東京に長く住む私が「雷おこし」「東京ばな奈」「深川丼」などをほとんど食べた記憶がないことと同じだったりする。身近だからこそ、あまり「ありがたさ」を感じないということは、どこにでもありうる。学生時代に京都市内に4年間住んだが、そういえば当時「八つ橋」を食べたり「金閣寺」に行ったりした記憶がない。

■ 「地元の名物」とモンテディオ山形の共通点

 冒頭から話が逸れてしまった。私が教鞭を執る東北芸術工科大学では、山形を拠点として活動するプロサッカーチーム「モンテディオ山形」と、この4月から共同講義を行った(山形モンテディオ公式サイト「モンテディオ山形×東北芸術工科大学 共同授業実施について」)。

 山形県民にとってモンテディオ山形というチームの存在は、先に挙げた地元の名物たちときっと同じような存在だろう。つまり、

 (1)地元の人たちは存在をよく知っている。
(2)でも、県外の人にはあまり知られていない(特にサッカーファン以外は)。
(3)ただし、地元の人たちの多くが頻繁にスタジアムに訪れるかというと実はそうでもない。

 この共同講義は、私が担当する「ソーシャルデザイン論」という講義の一環として、4月から7月にかけての約10週にわたって行った。

 株式会社モンテディオ山形の社員の方々に隔週で講義に参加いただき、ホームゲームへの集客やファン層の拡大および地域の活性化施策などの具体的な解決策について、学生たちがグループとなって考え、提案を行った。いくつかの中から選ばれたプランを学生たちがこれから秋に向けて実施する予定だ。

■ 潜在的ファンに向けて発信すべき情報とは

 現在、日本国内の38都道府県に53のサッカークラブが存在する(J1が18チーム、J2が22チーム、J3が13チーム)。モンテディオ山形はこのうちのJ2に属している。

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最終更新:8/16(火) 6:00

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