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リオの人気観光地にパナソニック・シアター  4K画面の鮮明さと迫力に誰もが驚く

オーヴォ 8/17(水) 10:13配信

 国際オリンピック委員会(IOC)が、世界で12社とだけ結んでいる最高峰のオリンピック・パートナーであるパナソニック株式会社(以下パナソニック)は、リオデジャネイロ・オリンピック、パラリンピックに大量の映像・音声機器を納入し、スポーツの祭典を裏側から支えている。こうした活動を市民や取引先企業などに知ってもらうため、リオ市内の人気観光地、シュガーローフにシアター「Panasonic Stadium of Wonders」を大会期間中に設置、同社の活動や最新技術をエンターテインメントの要素を織り込んで紹介している。

 世界遺産にも登録されているシュガーローフは、リオの港に通じる湾と大西洋をつなぐ入り口付近にある巨大な岩。麓からロープウエーで登り、標高220メートルの最初の岩の到着地点にシアターはある。広さは約500平方メートル。従来あった施設のリニューアルにあたり、パナソニックが新しい映像機器を納入したのをきっかけに、オリンピック期間中、ショーケースとして借りることができた。

 過去のオリンピックとパナソニックの関わりを映像で紹介し、中央の広場には250インチの4K画面。ここでは開会式や競技の模様を、鮮明な画像で紹介している。現在、日本で放映されているハイビジョンに比べ画素数が4倍あり、画像がよりクリアになることで画面に奥行きが出てくる。音響も現場にいるかのような迫力ある振動に包まれる。4年前のロンドン大会では3D映像技術を紹介したそうで、わずか4年で興味の対象が移っているのが分かる。

 さらに可視光通信技術と呼ばれる光IDに信号を埋め込み、スマホをかざすと情報を読み取れる装置の試作品。透明スクリーンにプロジェクターで映像を映し、投影が終わると透明なガラスに切り替わり、奥に展示スペースが広がる透明スクリーン。このあたりの製品には訪れる企業関係者も興味を示しているという。

 一般客に人気なのが、ミサンガに似た手首に巻くブラジル生まれの願掛けのお守り「FITA」に言葉を印字できるプリンターで、いつも順番待ちの列ができる。シアターには週末、2000人もの入場者がある。

 同社のオリンピック・パラリンピック課の谷崎由美子さんによると、このシアターの狙いは一般客のみならず「BtoB」と呼ばれる企業関係者や、今後、オリンピック開催を担う大会関係者など。日本、地元ブラジルを中心に、欧州、中近東、中国など、オリンピック期間中に19カ国、約1200人を招待するそうだ。これだけで相当な費用も掛かるが、既に何件かの引き合いも来ているという。「BtoC」と呼ばれる一般客もFITAをはじめ、同社が契約しているサッカーの人気選手、ネイマール(ブラジル)のトリックターンを再現できる映像とステップの印などで楽しんでいる。そして最大の目玉である4K大型スクリーンには、誰もが食い入るように見つめ、日本の技術水準の高さに驚いている。

 東京の有明には、同様の施設「Stadium of Wondes in Tokyo」があり、そこでは画素数が現在の16倍もある8Kの大型スクリーンが設置されている。2024年までオリンピック・スポンサーの権利を得ている同社は、18年の平昌冬季オリンピック、20年の東京オリンピックと、今後さらに自社をアピールする機会があり、地元を舞台に未来を先取りした技術を世界に披露することになりそうだ。

最終更新:8/24(水) 11:01

オーヴォ