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SMAP解散から考える介護現場のチームワーク(藤尾智之 税理士・介護福祉経営士)

シェアーズカフェ・オンライン 8/17(水) 6:38配信

平成28年1月に一部メンバーの独立騒動が起き、その後は落ち着いたかに見えた人気グループSMAPは、平成28年12月31日をもって解散すると発表されました。驚きとともに、改めて、あの国民的アイドルグループが解散かと思うと、グループ活動の継続は本当に難しいと感じます。そこで、SMAPグループを介護現場のチームに置き換えてチームワークの大切さについて考えてみます。

■理念やビジョンはあるか?
SMAPの名前の由来は、諸説ありますが、よく知られている説はSports Music Assemble Peopleのそれぞれの頭文字をとって名付けられたという説です。直訳すれば、スポーツと音楽を目的に集められた人々となります。このように考えるとSMAPはその名前に理念が込められているといえます。それゆえ、メンバーはアイドル活動の枠にとらわれず、多方面で活躍できるように日々努力していたのではないでしょうか。

介護事業所でも理念が大切にされています。最近は理念経営と呼ばれています。経営者として自身の考える理念に沿って介護事業所を作り、その理念に共感してくれる職員を採用していくという経営方法です。例えば、認知症ケアに取り組む事業所やリハビリ強化に取り組む事業所を作ろうとしたときに、その理念に沿って教育が行われ、事業所にはそれらのサービスを必要とするご利用者がやってきます。

それをよしとしない職員を万が一にでも雇用した場合は、チームワークの障害となります。時には事業所閉鎖となるような事件・事故に発展することも否定できません。同志という言葉がありますが、志を同じくするメンバーとチームを組むことが、理念を実現させる近道となり、より良い介護サービスの提供の基本となります。

■SMAPは専門職の集まりと仮定したら
SMAPメンバーは、映画、ドラマなどで活躍し、テレビでは司会を務めるなどおのおのが独立した専門職と言えます。歌よりもMCとしての能力が高い、踊りよりも演技力が高いなど、SMAPメンバー間の能力は、平等ではなく、その専門性を磨いていったはずです。そして、メンバーが集結しグループとして最高のパフォーマンスを発揮してくれるのを私たちは期待していたはずです。

介護現場には、介護職、看護職、リハビリ職、ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなど専門職が寄り集まっています。それぞれの専門職は、他の専門職を信頼し、力を合わせてチームで仕事にあたっています。SMAPと同じように日々専門性を磨き、集結した時に最高のパフォーマンスが発揮されます。

このたびのSMAPの解散理由は憶測の域を出ませんが、妬み、嫌み、不信感など足の引っ張りあいにより互いの活躍を尊重できない関係となっていたのではないでしょうか。そんなグループの状態ではパフォーマンスは最低です。せっかくのチームワークも1+1が1にもならなくなります。

介護現場も同じです。異なる専門領域を互いに近づけ合い、歩み寄る工夫が必要です。しかし、そうではない現場もあります。介護職と医療職がいがみあったり、現場のことをわかろうとしないソーシャルワーカーが現場をひっかきまわしたりとSMAP解散状態に匹敵する現場は少なくありません。

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最終更新:8/17(水) 6:38

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