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卓球女子、「最も残酷な幕切れ」からの銅 15歳伊藤は「ライジングスター」

THE ANSWER 8/17(水) 23:19配信

伊藤、15歳300日でのメダル獲得は卓球史上最年少

 リオデジャネイロ五輪の卓球女子団体で銅メダルを獲得した日本。3位決定戦のシンガポール戦で3-1と勝利し、2012年ロンドン大会の銀メダルに続く2大会連続のメダルを手にした。試合後、石川佳純(全農)が「嬉しいです。最高です。良かったです。メダル取れてよかったです」と涙を浮かべるなど、福原愛(ANA)、伊藤美誠(スターツ)の3選手は大きな喜びに浸った。

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 この試合で特に注目を浴びたのは15歳の伊藤だった。福原とダブルスを組んだ第3試合では3-1で勝利。第4試合のシングルスでは世界ランク4位のフェン・ティアンウェイをストレートで下し、日本を銅メダルへと導いた。

 15歳の躍進に国際卓球連盟公式サイトは「ライジングスター 伊藤美誠が銅メダルで新記録達成を続ける」と特集を組んだ。

「(第4試合で戦った)フェンは2010年世界選手権で団体優勝。2012年ロンドン五輪女子シングルスで銅、2015年アジアカップで優勝し、リオ2016では期待を集めていた。だが、伊藤は3-0の勝利で対戦相手を呆然とさせた」と伝え、15歳300日でのメダル獲得は卓球史上最年少の偉業となったとレポート。「伊藤美誠によってまた新たな歴史が打ち立てられた。そして、彼女はまだ15歳。日本のスーパースターは世界の卓球界でどこまで台頭が続くのだろうか」と、その将来に大きな期待を寄せた。

準決勝の敗戦は「最も残酷な幕切れ」、福原「死ぬ気で勝ちにいった」

 一方、その直前の準決勝でドイツに敗れた際には、米メディアが第5試合の福原の敗戦を「最も残酷な幕切れ」と伝えていた。

 2-2で迎えた第5試合のシングルス。ハン・インと戦った福原は最終ゲーム9-10で迎えたマッチポイントで、相手のショットがエッジに当たる不運に見舞われ、敗れた。この場面を米「FOXスポーツ」電子版は「狂気が起きた」と紹介。「卓球の世界ではエッジやネットに引っかかった幸運な得点を手にした選手は相手に謝罪することが通例となっている。しかし、衝撃的な一大決戦の終焉を償うような謝罪はなかった。福原は審判員にショットの抗議をしていた。台の横に当たったと主張していたが、それは受け入れられなかった」と報じていた。

 その悔しい敗戦から気持ちを切り替えて、見事、銅メダルを獲得した日本。15歳の伊藤は偉大な2人の先輩と勝ち取った栄冠に「絶対にメダルを獲るという目標を立てていたので、チームを組めて光栄ですし、3人で獲れてすごくうれしいです」と充実した表情を浮かべ、福原は「おとといも負けてしまって、何度も何度も思い出しては後悔してという、昨日と今日だったんですけど、絶対に……死ぬ気で勝ちにいきました」と涙ながらに語った。苦しみ抜いた末のメダルだからこそ、訪れた歓喜も大きかった。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/17(水) 23:19

THE ANSWER

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