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岩渕GMが語るリオのセブンズ。東京に向けてバックアップ強化を

webスポルティーバ 8/17(水) 11:42配信

 リオデジャネイロ五輪から正式種目となった7人制ラグビー(セブンズ)の男子日本代表は、世界中のラグビーファンに衝撃を与えた。「オールブラックス」ことニュージーランドを撃破し、その勢いのままトーナメントを勝ち進み、「国際大会ベスト4」という快挙を達成したからだ。

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 しかし、「サクラセブンズ」こと女子日本代表は10位と、世界に強さをアピールすることは叶わなかった。男子と女子との差はどこにあったのか……。リオ五輪に総務兼コーチで帯同していた日本ラグビー協会の岩渕健輔ゼネラル・マネジャー(GM)は大会を振り返り、まず女子に関して、「スタッフのひとりとして力を出させることができなかった。選手たちには申し訳なく思っています」と陳謝した。

 2012年に女子初のフルタイム指導者として浅見敬子ヘッドコーチ(HC)が就任し、中村知春キャプテンを先頭に「金メダル獲得」を掲げ、年間200日から300日の強化を続けてきた。だが、初の大舞台を前にして、最後までメンタル面の課題は克服できなかった。

「女子はスタッフも含めて、プレッシャーに勝てなかった。この4~5年間、初戦から力を発揮することがなかなかできず、オリンピックでは改善はおろか、もっと硬くなってしまった」(岩渕GM)

 個々のパフィーマンスも、選手によって差があった印象は強い。中村キャプテン、桑井亜乃、小出深冬、山中美緒、三樹加奈あたりは実力を発揮できたものの、「ここに至る強化の過程で、ベストな選手をベストなコンディションに整えることができなかった」と、岩渕GMは反省点のひとつとして挙げた。

 また、「いい意味でも、悪い意味でも、オプションがなかった」(岩渕GM)と言うように、男子のように突破力のある外国出身選手がおらず、「走り勝つ」以外に強みもなく、それが通じない場合の選択肢がなかったことも、オリンピックで結果が出なかった要因だと分析する。

 では逆に、昨年度のワールドシリーズ(F1のように世界を回るサーキット大会)で15位に終わった男子が、なぜリオ五輪でメダル争いを演じることができたのか――。

 まず、女子の試合のあとに男子の試合が行なわれる(女子=8月6日~8月8日、男子=8月9日~8月11日)というスケジュールがよかったのだという。男子スタッフは選手よりも前に会場に入れたことで、練習場などを事前に見て回れたからだ。また、スタッフ同士でADカードが交換できたため、女子スタッフのあとに男子スタッフがスタジアムに入って分析することもできた。「女子と男子の順番が逆だったら、また違う結果になっていかもしれない」(岩渕GM)。

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最終更新:8/17(水) 11:59

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