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主力離脱のエイバル。乾貴士がレギュラー奪取する条件は「火花」

webスポルティーバ 8/17(水) 11:47配信

「結果はついてきませんでしたが、いいキャンプになったと思います」

 エイバルを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督は、楽観的な見解を示している。10日間に及ぶドイツ合宿は、ベジクタシュ、ケルン、ライプツィヒに3連敗。移籍してきたセンターバックが初めての試合を戦うなど、情状酌量の余地はあるものの、3試合で8失点と守備に不安を残した。

【写真】5年越しの夢を叶え、スペインに渡った乾貴士。「条件とかは関係なかった」とその思いを語った

「ディフェンスに関しては、ミスを修正しているところです。セットプレーからの失点が多いのが現状で、手を打たねばなりません。一方で、攻守は一体なのです。チャンスメイクはしていますが、ゴールを決められずに苦しい展開になる」(メンディリバル)

 指揮官は守備だけの問題ではないことを強調した。今季のエイバルは主力選手が入れ替わり、攻守のバランスを見つけられていない。昨季チーム得点王のボルハ・バストン、右サイドで攻撃を担っていたケコ、守りを支えたアレクサンダル・パンティッチの3人が退団。主要ポジションだけに、新加入選手もフィットするには時間がかかるだろう。

 では、新体制になったエイバルにおいて、日本人アタッカー、乾貴士は活躍することができるのか?

 乾はスペイン挑戦2年目を迎える。1年目の出来には及第点が与えられるだろう。27試合出場(先発は18試合)で、準レギュラーの座を獲得した。

「乾がボールを持つと、何かが起きる予感がある」

 現地エイバルで取材をしても、サポーターや記者たちの反応はすこぶるよかった。チームメイトたちも、一目を置いていた。

「乾はボールコントロールが素晴らしい。ターンするときスピードを落とさずに持ち運べることで、相手を置き去りにできる。まるでメッシみたいにね」

 バルサの下部組織で育ったサウール・ベルホンも激賞するほどだった。特筆すべきは、同じポジションのライバルにそこまで言わしめた点だろう。昨季終了後、サウール・ベルホンはメキシコのクラブへ移籍。ちなみに同じくライバルだったシモーネ・ヴェルディ、イゼト・ハイロビッチも移籍している。乾は4-2-3-1のサイドアタッカーのポジション争いに勝ったわけだ。

 しかし、乾は4-4-2のサイドハーフとしては監督の信用を勝ち取れていない。サイドでテンポを作り、相手の攻撃を封鎖する役割は満足に果たせなかった。守備的に戦う上位チームとの対戦では、ことごとく先発を外れたのである。

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最終更新:8/17(水) 11:47

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