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リオ五輪で○○年ぶり快挙続出、四季報も○○年ぶり銘柄に注目だ

会社四季報オンライン 8/17(水) 20:46配信

 『会社四季報』読破の極意の一つに「○○年ぶり」というコメントに注目するというのがある。数年ぶりというのも大事だが、特に「数十年ぶり」と四季報コメントに出ている企業は良くもあしくも何かが大きく転換しているケースが多く、要注目である。

 実際に四季報夏号から「数十年ぶり」とコメントされている銘柄をいくつか選んでみると……。

 5901東洋製罐グループホールディングス
前期85年ぶり人員リストラ実施。【再 婚】当社を親会社、ホッカンHDを子会社とする株式交換で17年4月1日に76年ぶり経営統合へ

 2593伊藤園
【茶 葉】42年ぶりに生産工場を神戸に新設、秋までに稼働へ

 7488ヤガミ
【直 販】名古屋市内で三十数年ぶりに理科学機器の学校直販再開

 1805飛島建設
【再 建】優先株消却終え、前期末に26年ぶり復配

 7466SPK
【再挑戦】米国カリフォルニア州で補修部品卸売り会社を買収。25年ぶりの再進出

 8747豊商事
【金 沢】7月に金沢の支店を22年ぶりに再開。北陸の富裕層開拓に注力

 8020兼松
【攻めに転換】20年ぶりに社債100億円発行、三菱電機系携帯販社買収に充当

 コメントを見ていただくとわかるが、18年連続増配で知られる大阪の自動車用補修・車検部品商社SPK <7466> の見出し【再挑戦】や、老舗商社兼松 <8020> の【攻めに転換】が典型例で、基本的にはほとんどの企業が前向きな姿勢に転換していることが見て取れる。つまり「何十年ぶり」とコメントされている企業に注目すること自体、大きな変化をとらえることになり、一つの投資アイデアになるのだ。

 それだけではなく、古い四季報でさかのぼって何十年前の出来事を調べれば、目からうろこのような事実を知ることもできるので、一歩踏み込んで調査することもお勧めである。

■ リオ五輪でも

 さて、熱い戦いが繰り広げられているリオデジャネイロ・オリンピックだが、日本人選手の大活躍で連日のように「何十年ぶり」のメダル獲得といううれしいニュースが飛び込んできている。

 競泳男子400メートル個人メドレーでの、日本人選手の金メダルと銅メダルのダブル表彰台は競泳では60年ぶり。男子800メートルリレーでのメダル獲得は52年ぶりである。

 柔道では、同競技でメダル獲得数は史上最多となり、かつ男子は全階級でメダルを獲得する大躍進だったが、全階級のメダル獲得は1964年東京オリンピック以来52年ぶりの出来事である。

 そしてテニスの錦織選手は、なんと96年ぶりのメダル獲得である。テニスはよい意味で96年ぶりの大きな転換点を迎えたといえそうだが、一方で96年前に、すでに日本人選手がテニスで快挙を遂げていたという事実は非常に驚くべきことである。

 ここでオリンピックの終盤戦や次回の東京大会をより楽しく観戦するためにも、歴史をさかのぼって、近代オリンピックについて少し知っておきたい。

 オリンピックはもともと、紀元前9世紀から紀元後4世紀ごろ、ギリシアのオリンピアで執り行われた祭典の一つを起源としている。その後、古代オリンピックは中止となったが、19世紀末にフランス人のピエール・ド・クーベルタン男爵が、歴史書にある古代オリンピックの記述に感銘を受け、近代オリンピックの開催を提唱した。

 記念すべき第1回近代オリンピックが開催されたのは1896年、ギリシアのアテネ大会だった。以来、戦争による中断を挟みながら現在に至るまで4年に1度開催されるようになった。

 第1回アテネ大会の参加国は14か国。競技種目は陸上、競泳、体操(ウエイトリフティングを含む)、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニス、ボート(ただしボートは悪天候のため中止)の9種目であった。同大会は古代オリンピックと同じ女子禁制だったが、1900年の第2回パリ大会からは一部の競技に女性選手が出場するようになった。

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最終更新:8/22(月) 11:16

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