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女子バレー敗退、「サオリンなき日本」が東京で勝つためにやること

webスポルティーバ 8/18(木) 14:30配信

 リオ五輪女子バレーボールは16日、決勝トーナメントがスタート。日本(A組4位)は世界ランク1位のアメリカ(B組1位)と対戦。キャプテン木村沙織を中心に奮闘し、“女王”を慌てさせるシーンもあったが、0-3のストレートで敗れた。これで2大会連続となるメダルへの道は途絶えた。

【写真】課題を修正し、さらなる成長を感じさせた宮下遥(中央)

 元全日本で、現在は解説者の杉山祥子さんに、最終戦となってしまったアメリカ戦を振り返ってもらった。

【profile】
杉山祥子(すぎやま・さちこ)
全日本のミドルブロッカーとして、アテネ五輪・北京五輪に出場。グランドチャンピオンズカップでは銅メダルを獲得。Vリーグで7度のベスト6をはじめ、ブロック賞3度、スパイク賞、敢闘賞のキャリアを誇る。スピードのある多彩な攻撃と固いブロック力に定評があった。2013年引退後は各メディアで解説をしている。

―― 世界ランク1位のアメリカとの戦い、振り返っていかがですか。

「試合全体を振り返ると、今大会で一番いい内容の戦いだったと思います。ただ、1セット目はアメリカの強さを見せつけられた感じとなりました。サーブがアメリカの選手の正面に入ってしまったので、Aキャッチ(セッターが動かずトスが上げられる位置へのパス)から、しっかりしたコンビ(攻撃)を使われ、これは取れないという形で試合が展開していきました」

―― アメリカのコンビを使った攻撃はすごいですよね。

「そうですね、特にミドルの選手のブロード(移動攻撃)。幅もあり、高さもパワーもある、そして、(守りから攻撃への)切り返しのスピードがすごく速い。ラリー中でもチャンスボールでも関係なく、トスが上がってから攻撃までの時間が、こちらのブロックが準備できないくらい速い。万全な状態で打たれると、対応は難しかったですね。」


―― しかし2セット目では、あと一歩のところまで追いすがりました。

「まず、長岡(望悠)と石井(優希)の調子がよかった。このセットの効果率(※)が高かった。たとえば、石井のバックアタックの際に、長岡もバックアタックを別の位置で呼んでいたんですね。そのように同時に攻撃を仕掛けて、相手のブロックを振っていました。また、ミドルのAクイックやBクイックが使えたので、攻撃に幅が出ていました。そして、何より拾ってつなぐ日本らしいバレーができていましたね」
※決定本数―(被ブロックス数+ミス本数)/打数

―― 3セット目は13-20の7点差から、7連続ポイントで追いつく場面がありました。

「木村がなかなか調子が出ないなと心配していましたが、7点差の場面で木村にスイッチが入りました。難しいトスを決めたり、ブロック得点もあり、これに奮起したのか荒木もブロードを決めて、7連続得点。島村のサーブもすごくよかったし、木村がプレーでチームを引っ張って勢いにのせました」

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最終更新:8/18(木) 14:30

webスポルティーバ

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