ここから本文です

初登場1位は『ペット』 好調維持の『シン・ゴジラ』は今夏最短の40億超え目前!

リアルサウンド 8/18(木) 11:52配信

 お盆休みと重なった先週末土日2日間の動員ランキングは、東宝東和配給、イルミネーション・エンターテインメント&ユニバーサル・スタジオの最新作『ペット』が動員37万人、興収4億6746万円をあげて初登場1位。今年から「山の日」となった先週木曜日の初日からの4日間では、動員78万9500人、興収9億8282万円を記録。これは昨年の同スタジオによる大ヒット作『ミニオンズ』とほぼ同じ水準。『ミニオンズ』の累計興収約52.1億に近い数字をあげることが期待できる、絶好調の滑り出しとなった。
 
 さて、先週の当コラムでは「夏休み興行後半戦は『シン・ゴジラ』と『ファインディング・ドリー』と『ジャングル・ブック』と『ペット』、この4つの作品の上位争いに注目」と書いたが、少々見込み違いが生じてしまったことを告白しなくてはいけない。全国の上映館数の多さをふまえても、『ペット』と首位争いをするだろうと予想をしていたディズニーの『ジャングル・ブック』は、同日公開だった『ペット』だけでなく、『シン・ゴジラ』、『ファインディング・ドリー』、そして前作の地上波テレビでの放映もあってここにきて粘りを見せている『ONE PIECE FILM GOLD』の後塵を拝す、動員ランキング初登場5位という結果となってしまった。もっとも、初日から4日間で動員42万人、興収6億818万円という数字は十分にヒットと呼べるもの。ディズニー作品特有の「2週目以降の強さ」を発揮することができるか、引き続き注目していきたい。

 そして、特筆すべきは『シン・ゴジラ』の動員キープ力だ。公開3週目の週末の時点で、『シン・ゴジラ』の累計興収は約33億8000万。実はこの数字、同じ公開3週目週末時点での『ONE PIECE FILM GOLD』の約31億、『ファインディング・ドリー』の約32億5000万を超えて、今年の夏休み作品最速のペースなのだ。当初は少々苦戦していた平日の動員も好調で、この夏最短での40億突破も確実の好推移となっている。劇場に2度、3度と足を運ぶリピーターも多く、『ジャングル・ブック』の公開にともなって終了していたIMAXでの上映も日本全国の劇場で続々と復活のアナウンスがされていることもあって、息の長い興行となりそうだ。

 昨年と比べて、大人向けの実写洋画大作不足の感が否めなかった今年の夏休み興行。邦画の実写作品である『シン・ゴジラ』は、その穴を埋めて余りある結果を残しつつある。もしこのままのペースで『ファインディング・ドリー』や『ペット』をおさえてこの夏の覇者になったとしたら(十分にその可能性はある)、それは快挙と言うしかない。

宇野維正

最終更新:8/18(木) 11:52

リアルサウンド

なぜ今? 首相主導の働き方改革