ここから本文です

旅人マリーシャの世界一周紀行:第113回「地中海のへそ・マルタであの『宙に浮かぶ船』に遭遇!」

週プレNEWS 8/18(木) 15:00配信

北欧から東欧に下りてきたマリーシャですが、せっかくのサマーシーズンだし、南のまだ行ってない国にも行かなければ!

【写真】一度は見たい絶景!宙に浮かぶ船

そのチャンスを狙って毎日、航空券検索サイトとにらめっこしていたら、お手頃なフライト発見。

西洋人に人気のリゾート地、“地中海のヘソ”や“地中海のゆりかご”と呼ばれるマルタ共和国に飛んでみました! ヨーロッパ内はまるで国内旅行みたいに気軽に行き来できて良いな~。

マルタは長靴型をしたイタリアのつま先の先にあるシチリア島から、ポロリと欠け落ちたような小さな島国。東京23区の半分くらいしかないミニ国家です。





「イビザに続くパーティーアイランドらしいよ~」と聞いていたのでギラギラなリゾートを想像してたけど、マルタの繁華街・サンジュリアンに着くと、ノンビリ~って感じでなんだかちょっとひなびた雰囲気。

ギラギラなのは太陽で「あっちぃ~!」と、歩いている人は皆、しかめ顔。その表情のせいで一瞬「治安悪そうだな」なんて構えちゃったけど、マルタは「治安が良い」と評判なんですよ。



というわけで水着に着替え、カメラ丸出しでフラフラと海に向かう。するとそこには期待通りの景色が! 青い空の下には、突き出た岬にカジノと高級ホテル、そしてキラキラと輝く地中海が広がっていた。

「ウッヒョー! これよ、これを待ってたのよ! 泊まってるのは安宿だけど、セレブに混ざって海水浴だぜーい」

しかし、目の前のビーチに近づくと足元は岩場。裸足で「イテテテ!」となりながら、なんとか入水。

久々の海は嬉しかったけど、岩場だからか水はなんだか磯臭いし砂浜でゴロゴロもできないし…サンジュリアンのビーチは観賞用かな~(世界の海を見すぎて贅沢になってます)。



ところが夜になると、街は一変。ついに「パーティーアイランド」の顔を見せた。

「パーチャビル」というエリアでは、昼間静かだったお店がネオンを光らせ、ズンドコ音を響かせる。通りに並ぶのは全部クラブで、警察が見守る中、楽しそうに酔っぱらった人たちで賑わっていた。



クラブに入るつもりはなかったけれど、なんと入場無料な上、ドリンク券を配っていたので、やっぱり1、2軒だけ見学することに。

「ほぼタダで遊べるなんて良心的~♪ イビザは入場料が45ユーロで、ドリンクは1杯20ユーロくらいだったな~(爆)」

もちろんタダで入ったクラブに関していえば、イビザクラスのデカ箱とは規模もクオリティーも全然違うんだけどね。



中はひと昔前、話題になった六本木のクラブ・ガスパニックという感じだろうか。若者グループがワイワイキャーキャー盛り上がり、「学校の友達とみんなで来てるんだよ~」と教えてくれた。

そう、実はマルタは旅行先としてだけでなく、留学先としても大人気。公用語がマルタ語と英語なので、周辺には語学学校がいっぱいあって、提携しているクラブもあるのでこうして安心して楽しめるんだって。留学生の年齢層は幅広く、1週間150ユーロ程度から留学できるらしいからリーズブル。

日本からの留学といえばフィリピンやフィジーがメジャーだけど、治安面の不安もあれば、アジア人が多く日本人だらけってことも…。それに対してマルタはヨーロッパ人が多く、日本人はかなり少ないので、英語を学ぶという目的にはかなり環境が良いのだ。

(ちなみに、ジミー大西さんもマルタに2年間留学していたとか。絵画留学なので英語のほうは……?)





そんなマルタ生活を楽しむ学生たちにオススメスポットを聞いてみた。

「やっぱりコミノ島のブルーラグーンでしょ!」

後日、私はバスでマルタ島最北端の港まで行き、本島からボートで10分のコミノ島まで足を延ばした。するとそこには、パアァァァ! 目の前に広がるエメラルドグリーンのラグーン!

「うわぁー! これは絶景! ああっ、アレ! ずっと見たかった憧れの『宙に浮かぶ船』だ!」

海に浮かぶ船と海底に映るその船影は、水の透明度の高さと太陽光により、まるで船が空を飛んでいるかのように見える。

実はこの現象はマルタからさらに西に位置するランペトゥーザ島が有名で、私はずーっと見に行きたいと思っていた。しかし渡航費が高くアクセスが大変なので、半ば諦めかけていたところだった。まさかマルタで見れるとは。かなり嬉しい!





…と、ひとしきり感動したはいいものの、江の島のようにギッチリの人混みにポジション決められず(笑)。

「歩いて15分のところに空いているビーチがあるよ」と聞いて、私は炎天下の中、ガラパゴス諸島みたいな道を干からびたネズミの死骸を横目に歩いた。





20分以上かけて、たどり着いたビーチはメインに比べると青くなかったけど、人も少なく静かで秘密のビーチを見つけた気分だった。

「こういうのが旅っぽくていいんだよなぁ」と幸せいっぱいでいると、帰りのボートでは運転手のおじさんが「キミはスマイルだ。特等席で良いものを見せてあげるよ」と、特別に青い洞窟に寄ってくれた。

こんな素敵な海もあり、世界遺産もあり、夜遊びもあって、治安も良く、物価もヨーロッパの中では安い。おまけに人も優しいマルタにちょっくらプチ留学はいかがですか?

【This week’s BLUE】
真っ青な海に、崖からダーイブ!


●旅人マリーシャ
平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、SサイズモデルとしてTVやwebなどで活動中。バックパックを背負 う小さな世界旅行者。オフィシャルブログもチェック!  Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】

最終更新:8/18(木) 15:00

週プレNEWS

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊プレイボーイ

集英社

No.50
11月28日(月)発売

定価400円(税込)

トランプと「新イスラム国」が日本の神風に
なる!/年末ジャンボ155売り場へ/最新
スポーツカーが超カッケー【グラビア】内田
理央/忍野さら/水原ゆき/都丸紗也華 他

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。