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株高・円高の官製相場は「異様な地合い」です

会社四季報オンライン 8/18(木) 20:51配信

 皆様、夏休みはいかがお過ごしでしょうか?  私は息子の野球リトルリーグ生活が今夏でひと区切り付き、帰省先でのんびり過ごしました。

 祝日などの関係で2週間、連載がお休みでした。日経平均株価は4日の取引時間中に一時1万5921円まで下落しましたが、その後は堅調な展開となって大幅に上昇しました。日銀がETFの買い入れ金額をほぼ倍増させたのを受けて、下落局面では日銀による株の買い支えが行われることへの期待感が高まったのが背景として挙げられるでしょう。

 米国ニューヨークダウも15日には1万8668ドルまで上昇し、高値を更新しました。株価チャートを見るかぎり、非常に強い展開が継続しています。今後もその流れが続きそうです。

 ただ、日経平均が底堅く推移している反面、外国為替市場のドル・円相場は円高ドル安の流れになっています。16日にはいったん1ドル=100円を割り込みました。株価が上昇するとドル買いが進行するのが定石ならば、「株高・円高」はまさに官製相場といえるのでしょう。「異様な地合い」と言わざるをえず、今後の動向に要注目です。

 日経平均は2月以降のモミ合い相場継続の可能性が高く、目先は上昇トレンドの最終波動と分析することができます。上値抵抗線を上抜けて新しいトレンドが発生するのであれば新規購入も考えられますが、日銀による買い支えが入ってこの状況になっているのであれば積極的に買うのもためらいがあります。

 夏休みで市場参加者が少ない状況下では例年、「無理に参戦する必要はない」と判断して取引を控えるようにしています。

■ システムリサーチで短期の値幅取り

 夏休みの間は新規で買い建てることはせずに従来どおり、株価上昇局面での利益確定を徹底。指し値売り注文を出しておきました。その対象となった一つの銘柄がシステムリサーチ <3771> です。

 製造業を中心に企業向け情報システム構築と保守、運用を行う同社。前2016年3月期決算を5月に公表して以降、株価は低迷していましたが、7月28日の4~6月決算や株主優待新設の発表をきっかけにマドをあけて上放れ。その後も底堅く推移しています。

 9月末の権利取りに向けて値上がりしているのか、それとも好材料があるのかわかりませんが利益確定の売り注文を出しておいたところ、売却することができました。

 8月下旬には一目均衡表上の変化日が控えています。そろそろ市場参加者も増えてくるとみられるので、短期売買を繰り返しながらしっかりと利益確定したいと考えています。

 (毎週木曜日に掲載)

 横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

横山 利香

最終更新:8/22(月) 11:21

会社四季報オンライン

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北朝鮮からの脱出
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