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これがエスティマ最終モデル? フルモデルチェンジせずやっと実現したマイナーチェンジのワケ

clicccar 8/18(木) 11:33配信

2006年に登場した3代目の現行エスティマは、すでに10年選手になっています。

フルモデルチェンジへの期待も高まりますが、トヨタ自動車の新体制移行で生まれた「CV Company」のCV製品企画 プロフェッショナル・パートナーの堀 淳一氏によると、2016年6月に受けたマイナーチェンジはようやく実現した企画だったそうです。

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なお、堀氏はエスティマのマイナーチェンジをずっと担当してきたそうで、初代が10年、2代目が6年、そして現行も10年と毎回これほど息の長いモデルになるとは……と苦笑しながら語っていただきました。

フルモデルチェンジの噂があっては立ち消えとなったのは、東日本大震災の影響では?という憶測もありました。実際のところどうだったのでしょうか。

じつは、2011年の震災ではなく、2008年のリーマン・ショックの影響が大きかったそう。

「大きなクルマから小さなクルマへのシフト」という流れによりエスティマも台数が減り、ミニバンもヴォクシー/ノアなどへのダウンサイジングが進んだことでフルモデルチェンジの機会を逃したというのが大きな流れとのこと。



本来なら2012年にモデルチェンジをする計画を立てていたというエスティマは、開発自体も厳しい状況で、全体のスケジュールを延ばすという決断になったそうです。



需要がヴォクシー/ノアのような箱型ミニバンにシフトし、日産がプレサージュをやめるなど、ライバルがホンダ・オデッセイくらいとスタイリッシュ系の大型ミニバン市場は縮小しています。

そんな中、エスティマはモデル末期といわれ続けていても「何で何もしないの?」という声もあり、マイナーチェンジがようやく実現。

じつは、堀氏も2012年のマイナーチェンジが最後になると思ったそうですが、エスティマは根強い人気があり、2015年になっても月1500台ペースでコンスタントに売れ続けています。

なお、ハイブリッドとガソリン車の比率は、前者が25%くらい、後者が75%くらいだそう。



市場がシュリンクしているいま、40万台くらいという既存ユーザーの買い替えを狙うために、エスティマの強みを分析。そうすると「エスティマが好き」、「デザインが好き」ということで、デザイナーが提案するものが基本的にすべて盛り込まれています。

こうなると、次期エスティマがあるか気になりますね。

お話の最後に「リーマン・ショックがなければ(新型)をやれたのに……」というつぶやきのような同氏の話があったことをお伝えしておきます。もし、次期型を粘り強く待っているなら今回のマイナーチェンジ後モデルを手にしておくのが正解かもしれません。



(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

最終更新:8/18(木) 11:33

clicccar

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