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【ソウル旅その2】 究極の宿に一泊づつ “江南スタイル”から伝統屋敷へ

オーヴォ 8/19(金) 12:39配信

 前回、オドゥサン統一展望台からスタートしたソウルの週末旅は2泊3日。せっかくだから1泊ずつ、韓国の今昔が分かる、まったく異なる宿をとってみた。初日は、富裕層が多く住むことで知られる江南のホテル、二日目は韓屋(ハノク)と呼ばれる伝統屋敷のゲストハウスだ。

 ソウルは、おおまかに漢江を挟んだ南北の地図を頭に入れておけば、だいたい場所の想像がつく。ソウル駅は北側、江南は文字通り南側。地下鉄1回乗り換えで着く。T-moneyと呼ばれる交通カードを買って、PASMO形式で必要な分だけ駅でチャージすれば、面倒なく使えるし、「韓国地下鉄路線図」というアプリをスマホに入れておけば、路線図を持ち歩く煩わしさも省ける。この手のアプリを使いながら歩き回るなら、T-moneyはスマホに付けられるストラップタイプがおすすめだ。



 江南は、サイが「カンナム・スタイル」で歌って世界中にその名を馳せた街。サイが踊った”馬ダンス”は、乗馬をする金持ちを皮肉った、と言われるように、江南には、カロスキルなどオシャレな店が並ぶ地域や、富裕層が住む高層マンションなどがある。一泊目は、その一角にあるリッツ・カールトン。ここに宿をとるメリットの一つは、ソウルの流行最先端の街を見ながら、徒歩5分で「食い倒れ通り」と呼ばれる食堂街に行けることだ。どっぷりソウルっ子に紛れて、ホルモン焼でも参鶏湯でも堪能できる。ソウルっ子は夕食の出足が早いから、夕刻散歩がてら下見をして、店を選んでおこう。店を決めたら、午後6時過ぎには出陣を。人気店はあっという間に行列ができる。

 今回は、食い倒れ通りの中ほどにあるホルモン焼専門店へ。韓国の食堂は、サムギョプサル屋、参鶏湯屋と比較的“専門化”されていて、片言の韓国語でも、ホルモン焼店にはホルモンばかりだから、店員との意思疎通はさほど難しくない。ご多分に漏れず少々辛めの味付けのホルモンが次々に鉄板に乗せられ、箸でのんびりつついていると、「ほら、もう食べ時。食べてごらん」と、店の女性が味見のホルモンを口元まで持ってくる。当然、ビールや焼酎が進む。

 翌朝は、世界中どこでも食べられる“慣れた”朝食をホテルでとって胃を休め、屋内プールでひと泳ぎ。前日の”食い倒れ”をしっかり燃焼してから、二泊目の宿へ。漢江の北側、北村と呼ばれる伝統的な家屋が立ち並ぶ地域で、韓屋をそのままゲストハウスにした宿へ。今回泊まったのは、「大きな門の家」という意味を持つ、クンデムンチッという名前のゲストハウス。地下鉄アングッ(安国)駅に近く、伝統的な仁寺洞や古宮に歩いて行ける、便利だけれど静かな場所だ。

 その名の通り、大きな木の門があり、伝統的な木造の屋敷がそのまま、数部屋の客室になっている。中庭に面した部屋には、韓国式の布団や文机、韓服などがあり、歴史物語の中に入りこんだ気分だが、シャワーや洗面などの設備は近代的でしっかりしており、居心地も快適。部屋の入口には、「少年易老學難成」(少年老い易く学成り難し)など、漢詩が所々に貼られている。

 朝食も、もちろん韓国式。屋敷中央の部屋に行くと、餅がスープに入ったトックッと呼ばれる一皿が用意されていた。本来は新年に食べる韓国のお雑煮だという。宿の人と話しながらのんびり食べられるのも、ゲストハウスの良いところ。ホテルや観光地巡りでは味わえない、韓国文化を丸ごと体感できる方法だから、数日滞在するなら、1泊はこの手の韓屋がおすすめだ。

 次回は、ソウルの歴史巡りと、ソウル新聞記者直伝のグルメを少々。

最終更新:8/19(金) 12:39

オーヴォ

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