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万病の原因は“口内に潜むカビ!? 「カビ」の正体を知り健康長寿に!

BEST TIMES 8/19(金) 9:00配信

健康長寿と口の中の意外な関係
 

  歯や口の中は、「健康のバロメーター」といわれています。というのも、口から食べることは、単に栄養を補給するだけでなく、味覚や視覚などの五感を使うことによって脳へ刺激を与え、さらに楽しみながら食べることが満足感にもつながり、心身を活性化させるからです。

 特に、歯でものを噛むことは、人間の身体にとって大切なことです。噛むことは筋肉や神経を使うので、ふだん使われることのない部分の機能が衰弱することを予防して、全身の状態を改善させる効用があるためです。

 また、噛むことで唾液の分泌を促し、口の中を清潔に保つことができます。唾液には抗菌作用があります。その効果によって細菌などの繁殖を防ぎ、常にきれいな状態を維持しているのです。そのため、歯と口の中の健康は、私たちの健康長寿に重要な役割を果たしており、大切な歯を失ってしまうことはつまり健康寿命を縮めることにあるといえるのです。

 そのような背景から、80歳になっても自分の歯を20本以上残すことを目指す「8020(ハチマルニイマル)運動」を展開する、2005年より食事を口からとるための介助が介護保険の適用になるなど、さまざまな取り組みがなされています。

口内の「カビ」が全身の健康の大敵? 

 健康長寿において重要な役割を果たす「口の中」ですが、実は全身の中でもとりわけ細菌などの微生物が多く存在している場所です。空気中に存在するカビや細菌などが口から体内へと取り込まれ、その結果、病気を引き起こすことがあります。こうした病気の原因となる微生物は「病原体」と呼ばれ、私たちの健康寿命をおびやかす原因として知られています。

 こうした病原体は、私たちが生活するあらゆる場所に存在し、接触や飛沫感染などさまざまな経路で口内に入ってきます。通常、健康な状態であればとくに害はないのですが、なんらかの原因で抵抗力が低下した場合、感染症が引き起こされることがあります。

 中でもカビは、人の細胞に菌糸を増殖させて体内で異常繁殖したり、種類によっては毒を分泌したりして重篤な病気を引き起こすものもあるのです。そのため、カビが健康寿命の妨げになっているといっても過言ではありません。
 

 こうした健康被害を防ぐには、カビなどを発生させないことはなによりですが、しかし見えないレベルでの病原体をなくすことは事実上不可能に近いです。ですから、私たちは常に、病気にかかって健康寿命が脅かされるリスクにさらされながら生活をしているといえるでしょう。

意外と知らない? 「歯周病」発生の要因

 口腔の健康を保つことは、いつまでも健康で過ごすことを助ける大切な要素のひとつ。しかし、現在の日本では、高齢になっても自分の歯を保つことができる人は少なくなっているのが現状です。

 厚生労働省が2005年に行った調査によれば、日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。歯の喪失は私たちの健康寿命に深刻な影響を及ぼしますが、その主原因である歯周病は、どのような要因で発生するのでしょうか。

 歯周病の原因となっているのは、「カンジダ」というカビ。カンジダが一時的に感染して、深い歯肉溝を形成して細菌たちがすみやすい口内環境をつくっているのです。じつは、実際に歯肉に進入して歯肉を破壊しているのは、カンジダなのです。

 カンジダは歯のセメント質を壊し、歯肉溝を深くし、雑菌が集まってできる“バイオフィルム”を形成するという、歯周病の初期症状を作り出すのです。
 

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最終更新:8/19(金) 9:00

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