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これぞ究極のバカンス! 夏休みの余韻に浸れる、ハリウッド映画6選。

VOGUE JAPAN 8/19(金) 21:30配信

グレース・ケリーの古き良き南仏のバカンスからブランジェリーナが夫婦役として共演する話題の新作映画まで、女優たちのファッションにも注目したい名作をラインナップしました。

ソフィア・コッポラが少女時代の思い出をベースにした映画も見逃せない!

『泥棒成金』(1955)

南フランスのリヴィエラで悠々自適に暮らす元宝石泥棒と、家族で旅行中の富豪の令嬢が主人公の『泥棒成金』は1950年代のリッチで優雅なバカンス事情を堪能できるロマンティックスリラー。ケーリー・グラント演じる主人公ジョンが昔の自分とそっくりな手口で宝石窃盗を繰り返す偽者を捕らえようと、おとりとして選んだアメリカ人の富豪一家に身元を偽って近づく。すると、グレース・ケリーが演じるわがままで大胆なお嬢様のヒロイン、フランシーは逆に彼の正体に興味を持つように。

カンヌの5つ星ホテル「カールトン」に滞在し、家族でのディナーでも盛装、ビーチでの水着姿や普段着も隙のない完ぺきなコーディネイトだ。リラックスするより社交が第一の上流階級のバカンスはひたすら豪華。ウィットを利かせた会話の駆け引きも楽しい。

フランシーの衣裳はすべてイーディス・ヘッドによるデザイン。本作を含め、アカデミー賞を8度受賞した映画衣裳の伝説的デザイナーだ。『ローマの休日』や『麗しのサブリナ』ではオードリー・ヘプバーンをキュートにスタイリングしたが、本作では気品とセクシーさを兼ね備えたクールビューティー、グレース・ケリーを華麗にドレスアップ。家族とのディナーで着るアイスブルーのシフォンドレス、仮装パーティのゴールドのドレス、花火が打ち上がる夜の闇に映える白いドレスは、どれも歴史に残る名シーンに華麗に華を添えた。中でも黒のトップスとカプリパンツに白のオーバースカート、つばの広い白の帽子を組み合わせたビーチウェアは鮮烈。

ちなみにグレースは映画公開の翌56年4月、ロケ地の1つだったモナコ公国の大公レーニエ三世と結婚、女優を引退した。契約の問題でイーディスがウェディングドレスのデザインを手がけることは叶わなかったが、ハネムーンに出発するグレースは彼女がデザインしたスーツと手袋を身につけていた。

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最終更新:8/19(金) 21:30

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