ここから本文です

懐かしい端末が勢揃い!ケータイの30年を振り返るauの「おもいでタイムライン」

@DIME 8/19(金) 19:52配信

 KDDIが展開する、au「おもいでタイムライン」は、ケータイと日本の30年を振り返る、ほっこりWebサイトである。

 ケータイが誕生してから約30年で日本の世相は大きく変わってきた。電話を屋外で使うのが夢だった時代には、スマホで「Pokemon GO」を遊ぶなんて未来は想像もできなかったものだ。

 そんな激動の30年を振り返るサイトを記念して、東京・新宿にあるau SHINJUKUで「おもいでケータイ タイムトラベル」が開催された。それは、往年の名作ケータイの数々と、懐かしのカタログ、過去の自分と出会う時間の旅だった。

■こんなケータイあったっけ!

 au SHINJUKUの店内にはauの歴史を物語る、名作ケータイ・スマホが惜しげもなく展示されていた。そんな中、auケータイの稀少な初代モデルを特別に見せてもらった。

 日本で最初の民間用携帯電話が誕生したのは1985年のこと。NTTがリースした『ショルダーホン』が始祖となる。遅れること3年、KDDIの前身にあたり、1987年に設立されたIDO(日本移動通信)が1988年にサービスを開始したのが、この『ショルダーフォン』だ。

 重さ約2.6kgもあり、今から見れば肩から提げる電話なんて、実に格好悪いのだが、バブル全盛期には実にカッコ良くみえたものだった。いや、単に金の匂いがしただけかもしれない…。

 続いて気になったのは、防水で耐衝撃のタフなケータイで、IDOから2000年に発売された『C303CA』だ。液晶を保護するリング、グローブをしても押しやすいボタンなど、G-SHOCKのメーカー「CASIO」のアイデンティティが詰まった、タフケータイ・スマホの元祖とも呼べるモデルだ。

 当時ドコモユーザーであり、「なぜ、IDOなんだ…」と、発売されたキャリアを恨んだものだった。

 ミハエル・シューマッハ+フェラーリ全盛期に登場したのが、ツーカーのフェラーリケータイ『TK03 Ferrari MODEL』。フェラーリ公認というのが泣けてくる。しかもオリジナルのネックストラップも附属。気分だけはフェラーリオーナーになれた…ような、なれなかったような。

 ご存知「INFOBAR」もしっかり展示されていた。2003年の発売当時は折り畳み全盛だったから、カクカクのストレートタイプでデザイン性を追求したINFOBARは、超インパクトがあった。そして、実際によく売れた。

 NISHIKIGOIという色ネームもよかったし、このケータイでデザイナー深沢直人氏の名前を知った人も多かっただろう。2代目が2007年に、そしてスマホ版も後に発売されるなど、auを代表するデザインブランドのひとつだと思う。

 ソニーエリクソンの製品は、やっぱりカッコ良かったなぁと、この『Walkman Phone Xmini』を見て懐かしく思う。ドコモのちっちゃなケータイ「premini」の流れを組む極小ボディは、スライド式でテンキーが出てくるが、指で押すのは至難の業(笑)。でも、カッコ良かったから、それで全てが許される(と思う)。

 ソーラー充電できるケータイがこの『SOLAR PHONE SH002』だ。ソーラーパネルを装備した折り畳み防水タイプで、時代をだいぶ先取りしてたのに、パッタリこの手のケータイ(スマホ)を見かけなくなった。まあ、このソーラーフォンの太陽充電は、バッテリーが上がった時の補助的な程度でしかなかったし、サードパーティ製のソーラー充電器を買えばいいんだろうけど、今こそどこかのメーカーがスマホ版で作ってくれないかな? って思っている。アップルが「iPhone」で作ってくれてもいいけど。

 2010年当時のauは「Android au」なんてキャッチフレーズで、全社挙げて大々的にAndroidスマホをプッシュしてた。その象徴が「ISシリーズ」で、この『IS01』は「iPhone」に対抗するためか、横型折り畳みのQWERTYキーボード搭載という、変化球で攻めてきた。しかし、所詮は変化球で、後の『IS03』では縦型液晶タッチパネルモデルにシフトし、「iPhone」がauから発売された後は、ISシリーズというネーミング自体も忘れ去られてしまった。

ケータイ末期(今もあるけど)の2010年ごろ、女性を中心にデザイン系のモデルが最後の花を咲かせようとしていた。そんな中、この「LIGHT POOL」はauのデザイン系端末「iida」ブランドからリリースされた。

 気鋭のデザイナー、坪井浩尚氏が三角形を組み合わせた独特のカタチに仕上げ、その三角形が音に合わせて七色に光るというもの。今の無個性なスマホでも、背面でこんな遊びはできるんじゃないか? と思うけど、どうだろうか。

■懐かしのカタログに時代を感じる

 ケータイを見るためau SHINJUKUを散策していると、店内の一角に置かれた冊子が気になった。見てみるとそれは、懐かしのカタログだった。]

 よく、CMは世相を表すというけれど、このカタログもまさにそんな感じだ。めくっていくと、TU-Kaの1999年7月版カタログ表紙に観月ありささんの写真が使われていた。当時彼女は、女優松下由樹さんと共演したドラマ『ナースのお仕事』で人気絶頂。カタログ表紙に相応しい人選だったなぁと納得した。

 auの2005年1月版カタログでは、俳優の妻夫木聡さんが登場していた。妻夫木さんはメンズファッション誌の表紙モデルで人気がブレーク、2001年に伝説の映画『ウォーターボーイズ』に初主演して俳優としての人気も不動のものにした。

『ウォーターボーイズ』に出演したのは、玉木宏さん、山田孝之さん、瑛太さん、市原隼人さん、小池徹平さん、森山未來さん、柄本佑さんなど、今や日本のドラマ・映画界を支える中心人物ばかりで驚く。

 そして、2003年にはドラマ『ブラックジャックによろしく』でも初主演を務めるなどの大活躍で、auの顔としてカタログ表紙に抜擢されたのも自然なことだったのだろう。

■忘れていたauケータイを再起動した

 au SHINJUKUで行われた「おもいでケータイ タイムトラベル」イベントでは、家で眠っているケータイに充電し、再起動してくれるサービスも実施していた。そこで、自分の『MEDIA SKIN(メディアスキン)』を7年ぶりで動かしてもらうことにした。

 手前味噌ながら『MEDIA SKIN』のうんちくを語らせてもらうと、日本を代表するデザイナーの吉岡徳仁氏によるミニマルデザインが実に美しい、2007年発売の折り畳み式ケータイだ。小さくて薄くて軽量でいて、おサイフケータイやワンセグにも対応、極めつきは世界初の2.4インチ有機EL液晶を採用したことだ。

 そのデザイン性や先進性が評価され、ニューヨーク近代美術館のコレクションに選定されているという。しかも自分のはマットな仕上がりのブラックボディ。いや~、今さらながら、名機を買ったものだ(自慢)。

 しかし、『iPhone 3GS』に買い替えて以来、引き出しの奥にしまい込んでいたため、以来起動は全くしてこなかった。

 そこで、まずはバッテリーを取り外し、再起動の準備をする。

 そして、専用の充電器にバッテリーを設置すると、まだ稼動できることが判明したので、早速充電を開始する。

 待つこと約5分、久しぶりに我が『MEDIA SKIN』に電源が入る。独特のサウンド(懐かしい~)とともに起動画面が展開する。ホーム画面や時計表示に「あぁ、コレだコレだ」と思い出してはニンマリする。

 操作性や機能性では今のスマホには敵わないが、今でもそのカタチは新鮮さを失っていないと思うのは、親ばかだろうか?

 au「おもいでタイムライン」をきっかけに、過去のケータイの数々を目にし、そして自分のケータイを久しぶりに起動した。するとそこには懐かしさだけではない感情があることに気づいた。

 最新機能を小さなボディに詰め込む携帯電話はやはり、時代を先取るガジェットだ。時が経つと改めてその価値に気がつく。たとえバカバカしい機能であったとしても、「世界初」とか「日本初」とかってコトバは、何年経っても消えない勲章だと思う。単純にスペックを競い合っても、ダメじゃないんだよって、昔のケータイが教えてくれているようだ。

 今のスマホは没個性だと叫ばれているが、かつて「ガラケー」と呼ばれたケータイの多くもそんな批判を受けていた。だからこそ今、スマホに新たな発想、デザイン性を加えて、もっともっと楽しいモノにしていってほしい。毎日持ち歩くスマホだからこそ、いつまでも最先端のガジェットであるべきだ…って思うから。

文/中馬幹弘(ちゅうま・みきひろ)

@DIME編集部

最終更新:8/19(金) 19:52

@DIME

記事提供社からのご案内(外部サイト)

@DIME

小学館

2017年1月号
11月16日発売

定価630円

ヒット商品&トレンド大予測!
ふるさと納税駆け込み攻略ガイド!
発表!小学館DIMEトレンド大賞
別冊 DIME創刊号付き