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バルサ&マドリード勢の「三強体制」に拍車がかかるリーガ セビージャ清武は“鬼門”突破なるか

Football ZONE web 8/19(金) 23:01配信

2016-17シーズンがいよいよ開幕! 優勝候補&日本人選手の動向をチェック

 リーガ・エスパニョーラは現地時間19日に、2016-17シーズンの熱戦の火ぶたが切って落とされる。近年はバルセロナとレアル・マドリードの二強体制に、闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコ・マドリードが割って入る構図が続いているが、今季はリーガ屈指の名門セビージャ加入を果たした日本代表MF清武弘嗣の“鬼門“突破にも大きく注目が集まる。

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 城彰二氏(現サッカー解説者)や大久保嘉人(現川崎フロンターレ)、中村俊輔(現横浜F・マリノス)ら過去8人の日本人選手がリーガに挑んだが、現在エイバルに所属するMF乾貴士を含めて不動のレギュラーとなった選手はおらず、欧州組にとって“鬼門”とも言われるリーガだが、セビージャの敏腕SDモンチにその実力を買われた清武は、プレシーズンでジンクスを覆す可能性を感じさせた。

 加入直後の内転筋負傷により出遅れたものの、今季から指揮を執るホルヘ・サンパオリ監督は清武の技術と豊富な運動量を評価。UEFAスーパー杯レアル戦、バルサとのスペインスーパー杯第1戦では異なるポジションで先発起用され、プレースキッカーも任されるなど、現時点ではスタメンに近いと見られる。

 チーム自体も2012年から率いたチリ代表でその名を世界に轟かせ、15年南米選手権で初優勝に導いたサンパオリ監督の下、ハイプレスと丁寧なポゼッションを両立させるスタイルとの戦術的相性は良好。とはいえ、清武のポジションにはMFパブロ・サラビア、ガンソら新加入選手が控えており、不動の存在となるためにはコンスタントに結果を残すことが求められる。

派手な補強のないバルサとレアル

 そのセビージャと開幕前に戦ったバルサとレアルが、今季も優勝争いの軸となる。今夏の移籍市場での両チームに共通するのは、派手なビッグネームの獲得ではなく中長期的なスパンで見た補強や選手起用を推し進めている点だ。

 バルサはDFルカ・ディニュ、DFサムエル・ウムティティ、MFアンドレ・ゴメス、MFデニス・スアレスと20代前半の選手が次々と加入。長年チームの中軸を務めるMFアンドレス・イニエスタ、ユベントス移籍も噂されたDFハビエル・マスチェラーノらとの世代交代を緩やかに推し進めようとしている。ただ課題は、看板3トップ「MSNトリオ」の控えFWが獲得できないまま開幕を迎える点か。そのなかでキーマンとなりそうなのは、昨季存在感を発揮できなかったMFアルダ・トゥランだ。

 FWネイマールがリオデジャネイロ五輪参加により不在のなかで行われたスペインスーパー杯では、アルダが最前線で起用されて第1戦でアシスト、第2戦では先制ゴールを決めるなど結果を残している。FWムニル・エル・ハダディとともに代役を務められれば、懸念事項があっさりと解決する可能性はある。

 一方のレアルはユベントスからFWアルバロ・モラタ、エスパニョールからMFマルコ・アセンシオが復帰した以外で現状は目立った補強はない。しかし、かつてレアルのBチームを率いたジネディーヌ・ジダン監督は、下部組織出身の選手を積極的に起用している。そのなかでブレークの気配が漂うのはアセンシオだ。UEFAスーパー杯では約25メートルの鮮やかなボレーシュートを決めるなど、中盤と前線で創造性あふれるプレーを見せている。

 ただ、アセンシオを含めて中盤インサイドハーフは戦力過多気味。移籍報道が数多く出たMFイスコ、現状では中盤の7番手まで序列を下げてしまったMFハメス・ロドリゲスの処遇によっては、“白い巨人”のロッカールームが混沌に陥るかもしれない。

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最終更新:8/19(金) 23:01

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