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90歳の現役歌手、トニー・ベネットが今年も稼ぎ続ける理由 

Forbes JAPAN 8/19(金) 12:00配信

米ショービズ界の生きる伝説、歌手のトニー・ベネットは8月3日に90歳の誕生日を迎えた。90歳と言えば通常はゆったり余生を過ごす年齢だが、ベネットの場合、誕生日を境に活動がますます盛んになりそうだ。彼が今後1年間に稼ぐと見られる金額も常人離れしている。

【写真】レディー・ガガ、トニー・ベネットの90歳誕生日を祝福

近年のベネットはほぼ年に1枚のペースで新アルバムを発表してきた。2014年にはレディー・ガガとジャズのスタンダード曲をデュエットした「チーク・トゥ・チーク」をリリース。ビルボード200チャートで初登場1位を記録し、後にゴールドディスクに認定。グラミー賞のベスト・トラディショナル・ポップ・アルバム賞も受賞した。

今年もレディー・ガガと共演

2015年は作曲家のジェローム・カーンに捧げた「ザ・シルバー・ライニング ザ・ソングス・オブ・ジェローム・カーン」を発表。同作でも再びグラミー賞を受賞した。

ベネットはまた、来年中に再びレディー・ガガとの共作に取り掛かるつもりだ。レディー・ガガは現在、4枚目のソロアルバムを制作中だが、完成後にスケジュールが空き次第、ベネットと合流すると見られる。

今日の音楽業界ではコンサートがアーティストの大きな収入源になっており、ベネットの場合も例外ではない。「チーク・トゥ・チーク」の異例のヒットを受け、ベネットとレディー・ガガは2014年から2015年にかけて米国とヨーロッパの数十カ所をまわるコンサートツアーを敢行。いずれの会場も盛況で、批評家とファンの双方から高い評価を受けた。

レディー・ガガは2015年、ソロのアルバムリリースやツアーがなかったにもかかわらず推定5,900万ドル(約59億円)を稼いでいるが、「チーク・トゥ・チーク」のツアー収入がその一端を担ったと思われる。

ベネット本人も推定年収こそレディー・ガガに及ばなかったものの、同ツアーでかなり稼いだことは明らかだ。現時点でベネットはツアーと名の付く活動はしていないが、彼を生で見たいと願うファンは多く、年内も全米各都市で公演が決定している。次のアルバム発売の際には新たなツアーが計画されることだろう。
--{年末には90歳記念、スペシャル番組がオンエア}--
誕生日は過ぎたが、祝祭ムードは年末まで続きそうだ。NBCは先日、「Tony Bennett Celebrates 90: The Best Is Yet to Come」(トニー・ベネット90歳を祝う:お楽しみはこれからだ)と名付けたスペシャル番組を12月20日に放送すると発表した。

出演者はベネットの他、アレサ・フランクリン、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ブーブレ、レディー・ガガなど、高視聴率間違いなしの面々が揃う。

この手の番組は放映後、出演アーティストの曲のセールスが急増することが多い。昨年秋、アデルの特別番組が高視聴率を獲得した翌週にアデルの曲が売れに売れ、数か月後の再放送の後にもまた売れるという現象が起こった。

アメリカ人の大部分は既にベネットのアルバムやシングルを持っているとはいえ、12月の番組でベネットや彼の友人らのパフォーマンスを見て新たに購入する視聴者も多いだろう。ベネットの歌なら、クリスマスプレゼントにもぴったりだ。

Hugh McIntyre

最終更新:8/19(金) 12:00

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